2006年度　パッヘ研究奨励金�T-A-２（特定研究助成・一般）研究成果報告書
氏名		河野　浩之	所属		数理情報学部情報通信学科
研究課題		ピア・ツー・ピアネットワークにおけるコンテンツ流通に関する研究
研究実績の概要
【研究経過】 ・ 応募課題･･･ピアツーピアネットワークにおけるコンテンツ流通の信頼性 ・ 提案内容･･･分散環境下における信頼性ネットワーク構成アーキテクチャ ・ 位置付け･･･科学研究費特定領域で実施した研究課題の総括 　コンピュータネットワークの基盤を構成しているインターネットプロトコルは，自律的な分散ネットワーク構築技術であり，ユビキタス環境において多様な情報源を統合するネットワーク技術であるピア・ツー・ピア(P2P)技術は重要な位置を占める．本研究では，P2Pシステムを用いたコンテンツ流通に注目し，その拡張性・頑健性に関わる問題解決を試みた．同時に，匿名性の高いネットワークが構築可能なP2Pシステムにおいて，信頼性の高いコンテンツ管理は困難な問題として知られる問題に取り組んだ． 　具体的には，P2Pシステムの本質である分散環境下において信頼性を保証するプロトコルを提案した．特に，機械学習に関わる技術に基づいてコミュニティを形成し，信頼できるP2Pネットワークを構築するアルゴリズムを提案した．なお，研究成果は，科学研究費特定領域として昨年度まで研究を行った課題を総括する位置づけとなっている． 【研究結果：研究成果の概要】 ・ 研究成果刊行物に記載している国際会議発表論文アブストラクト     The "peer-to-peer" architectures are characterized by the direct sharing of computer resources without centralized servers, and many researchers try to improve the performance of P2P network systems. In this paper, firstly, in order to stabilize network connections, we describe our proposed query routing mechanism based on collaborative information filtering. Secondly, we discuss the architecture of hierarchical query routing scheme, and thirdly we consider the reliability of P2P contents distribution systems by using trust management. Since it is important to improve the stability and robustness of P2P systems. Our trust management algorithm is based on public-key cryptosystems and Bayesian probabilistic functions.
「雑誌」の部			「図書」の部
�@	論文題目	“P2P Contents Distribution System with　Routing and Trust Management”	�@	書名
	雑誌名	Operations Research and Its Applications		出版社
	巻号	The 6th International Symposium		論文名
	発表年月	2006年8月		発表年月
	ページ	pp.319〜326		ページ
	著者名	Hiroyuki KAWANO		著者名
	備考			備考
�A	論文題目		�A	書名
	雑誌名			出版社
	巻号			論文名
	発表年月			発表年月
	ページ			ページ
	著者名			著者名
	備考			備考
�B	論文題目		�B	書名
	雑誌名			出版社
	巻号			論文名
	発表年月			発表年月
	ページ			ページ
	著者名			著者名
	備考			備考