2006年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書

氏名 蜂巣 吉成 所属 数理情報学部情報通信学科
研究課題 XML データの並行処理に関する研究
研究実績の概要
今年度は以下の研究を行った。
 
XML の検証処理を含めた XML パーサの並行処理モデルを構築した。
以下の2つの生産者消費者モデルの組み合わせとしてモデル化した。
1. 前処理=生産者,実体化処理=消費者
2. 実体化処理=生産者,検証処理=消費者
 
生産者と消費者の間の同期の仕組みを考察した。
  一般の生産者消費者モデルでは両者は有限バッファを共有するが,XML パーサで共有バッファのデータは削除されない。
  XML パーサでは無限パッファを共有し,生産者はバッファが開くのを待つ必要がない。
 
  並行XML パーサを試作し,予備実験を行った。以下のことがわかった。
前処理が全体の処理の半分程度を占めており,全体の律速段階となっている。
デュアルコアの CPU で試したところ,思ったほどの速度向上は得られなかった。今後,原因解明と実現方法の見直しを行っていく。
「雑誌」の部 「図書」の部
@ 論文題目 「並行 XML パーサの提案」 @ 書名
雑誌名 『アカデミア』数理情報編 出版社
巻号 第7号 論文名
発表年月 2007年3月 発表年月
ページ pp.55〜60 ページ
著者名 蜂巣 吉成 著者名
備考   備考  
A 論文題目 A 書名
雑誌名 出版社
巻号 論文名
発表年月 発表年月
ページ ページ
著者名 著者名
備考   備考  
B 論文題目 B 書名
雑誌名 出版社
巻号 論文名
発表年月 発表年月
ページ ページ
著者名 著者名
備考   備考