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2012年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 |
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氏名 |
芝垣 亮介 |
所属 |
外国語学部英米学科 |
研究課題 |
応用言語学における述語の考察 |
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研究実績の概要 |
研究計画の中では研究対象とする言語がいくつか挙げたが、最終的には中国語とモンゴル語の研究に関してまとまった成果が得られたことを報告する。
中国語に関しては8月に台湾に渡航し、国際政治大学、開南大学で現地調査を行った。結果として中国語のV-V構文における新たな分析を見つけるに至った。これまでの研究では明らかになっていなかった、V2がアスペクトを表すタイプの統語構造も明確になり、中国語における連動詞構文の研究に新たな示唆を与えることができた。
モンゴル語の研究として、8月末より9月初頭までウランバートルに訪れ、ウランバートル大学でも実地調査を行った。ここではモンゴル人言語学者でモンゴル語研究の第一人者であるDolgor Guntsetseg氏と共同研究を行い、モンゴル語の2次述語を用いた構文に関する時制の概念の有無について分析を行った。これは次頁に記すMIT Working Papers in Linguisticsからの論文になり2013年5月に刊行予定である。
これらの研究はそれぞれが独立したものではない。報告者は言語類型論を専門としており、中国語の研究もモンゴル語の研究もそれぞれを他の言語と研究するものであり、上記の論文では英語、日本語、韓国語、モンゴル語、中国語を比較分析している。よって理論はもちろんであるが、そこで提示するデータも独自に現地で収集されたものであり、特にモンゴル語等の調査の進んでいない言語においてはデータそのものが貴重な資料であると考えられる。
本研究奨励金により言語事実の理解に関して2つの新たな発見があった。今後の課題としては、当該分野(2次述語研究)におけるさらなる理論分析、そしてその過程で処理の必要な周辺的言語事実(例えば項構造、格の認可等)のデータ収集および理論的分析が必要であると考えられる。 |
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「雑誌」の部 |
「図書」の部 |
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論文題目 |
Different Depictives in Mongolian |
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書名 |
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雑誌名 |
MIT Working Papers in Linguistics |
論文名 |
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巻号 |
(未定) |
出版社 |
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発行年月 |
2013年5月(予定) |
出版年月 |
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ページ |
Pp325-336 |
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著者名 |
Ryosuke Shibagaki and Dolgor Guntsetseg |
著者名 |
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備考 |
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A |
論文題目 |
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