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2012年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 |
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氏名 |
山岸 敬和 |
所属 |
外国語学部英米学科 |
研究課題 |
日米の医師会と医療保険改革 |
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研究実績の概要 |
本申請研究では日米の医師会が医療制度改革について1950年代以降どのような政策選好を持ち、それを実現させるためにどのような戦略を用いたのかを分析することであった。資料収集については計画通り順調に進み、成果の刊行については以下のように今年度はアメリカ側について行なった。
1) 「アメリカ医療制度改革をめぐる争い―対立の対立軸は何か―」『社会保険旬報』2497号(2012年6月)、12−18頁。本稿では、2010年3月に成立した医療制度改革法の成立をめぐってどのような利害対立があったのかを明らかにした。
2) 「アメリカ医療制度改革を最高裁−最高裁判決が意味するもの―」『社会保険旬報』2502号(2012年7月)、10−16頁。本稿では2010年に成立した医療制度改革法の合憲性に対する合衆国最高裁判所の判決をめぐって、どのような意見の対立があり、判決が改革法や改革をめぐる政治にどのような意味を持ったのを論じた。
3) 『American Politics from American and Japanese Perspectives:英語と日米比較で学ぶアメリカ』(Michael Pisapiaとの共著)(大学教育出版、2013年3月刊行予定)、242頁(予定)。本著ではアメリカと日本の政治システム、政治文化、利益集団政治、公共政策などを比較分析したものである。
これらに加え、以下の二点を来年度の刊行に向けて作業に入っている。
1) ”War, Veterans, and Americanism: The Political Struggle over VA Health Care after World War II,” Japanese Journal of American Studies (Forthcoming). 本稿では1940年代後半に退役軍人医療サービスがどのような政策発展をし、それが利害関係者にどのような影響を及ぼしたのかを論じた。最終稿の提出が完了している。
2) 仮題『オバマケアと転換期のアメリカ』。本著は2010年に成立した医療制度改革についてどのような政治的対立があったのかについて論じている。
来年度は、この二点を完成させるとともに、日本側の研究について収集した資料を整理し、それを成果としてまとめる作業に行なう計画である。
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「雑誌」の部 |
「図書」の部 |
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論文題目 |
アメリカ医療制度改革をめぐる争い−議論の対立軸は何か− |
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書名 |
American Politics from American and Japanese Perspectives:英語と日米比較で学ぶアメリカ政治 |
雑誌名 |
社会保険旬報 |
論文名 |
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巻号 |
2497号 |
出版社 |
大学教育出版 |
発行年月 |
2012年6月1日 |
出版年月 |
2013年3月予定 |
ページ |
pp. 12-18. |
ページ |
未定 |
著者名 |
山岸敬和 |
著者名 |
山岸敬和、Michael Pisapia |
備考 |
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備考 |
2013年3月頃予定 |
A |
論文題目 |
アメリカ医療制度改革と最高裁−最高裁判決が意味するもの− |
A |
書名 |
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雑誌名 |
社会保険旬報 |
論文名 |
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巻号 |
2502号 |
出版社 |
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発行年月 |
2012年7月21日 |
出版年月 |
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ページ |
pp. 10-16. |
ページ |
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著者名 |
山岸敬和 |
著者名 |
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備考 |
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備考 |
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B |
論文題目 |
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B |
書名 |
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雑誌名 |
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論文名 |
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巻号 |
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出版社 |
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発行年月 |
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出版年月 |
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ページ |
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ページ |
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著者名 |
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著者名 |
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備考 |
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備考 |
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