2013年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書

氏名 阪本 俊生 所属 経営学部経営学科
研究課題 1980年以降の日本の自殺率の変化を、社会学的視点から統計データを用いて分析する
研究実績の概要
 前年度の2013年2月に新潟県においておこなった地域の自殺に関する調査について、2013年5月開催の、関西社会学会第64回大会にて、「男性自殺率の規定要因に関する時系列的分析」というタイトルで、一般報告をおこなった(大阪大学の平野氏との共同報告)。
 科学研究費助成事業による共同研究(研究課題:ポスト工業社会における男性の健康と医療化)の一環として『「男」という名の病気:現役男子の憂鬱』(仮題)(編者は上記科研費の研究代表者の山中浩司 大阪大学教授)が出版される予定である。現在、編集作業が続いているこの著作において、日本の男性の自殺に関する共著原稿2章分を、単独で執筆した(この共著については2014年度刊行予定である)。
 12月21日に、現代社会学研究会(京都大学楽友会館で開催)において研究報告をおこなった。タイトルは「新自殺論のために」である。なお、本報告は、大村英昭、相愛大学教授との共著に関する報告である。
 2014年3月12日から15日にかけて、岩手県および青森県で、自殺に関する現地調査を実施した。岩手県庁、一関市健康づくり課、および青森県庁、青森県立精神福祉センター等を訪問し、聞き取りによる情報収集および資料収集をおこなった。上記の調査結果は、2014年5月1日に大阪大学中之島センターに開かれた科研研究会議で報告した。現在、大村英昭氏との共著(執筆者は2名)『新自殺論』(仮題)を執筆中である。
「雑誌」の部 「図書」の部
@ 論文題目   @ 書名 「男」という名の病気:現役男子の憂鬱
雑誌名   論文名 経済、社会、自殺・・・女性の労働参加と男性の自殺
巻号   出版社 未定
発行年月   出版年月  
ページ   ページ 上記部分 約18500字
著者名   著者名 山中浩司編
備考   備考 (2014年10月頃予定)
原稿提出済みではあるが、まだ頁等は確定していない。
A 論文題目   A 書名 「男」という名の病気:現役男子の憂鬱
雑誌名   論文名 男性の自殺とクジャクの羽・・・社会進化論の観点からみる記号消費と男性自殺
巻号   出版社 未定
発行年月   出版年月  
ページ   ページ 上記部分 約19000字
著者名   著者名 山中浩司編
備考   備考 (2014年10月頃予定)
原稿提出済みではあるが、まだ頁等は確定していない。
B 論文題目   B 書名 『新自殺論』
雑誌名   論文名 第3章 デュルケムの自殺論と現代の自殺 ボードロとエスタブレより 第4章国際比較からみる日本の自殺 第7章 日本の男性の苦悩について 第8章女性ロスの男性の自殺・・・自殺と男女関係 (以上、阪本執筆担当予定部分) 
巻号   出版社 青弓社
発行年月   出版年月  
ページ   ページ 400p(阪本担当は約200p)
著者名   著者名 大村英昭との共著 阪本俊生編
備考   備考 (2014年12月頃予定)