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2013年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 |
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氏名 |
金 興烈 |
所属 |
総合政策学部総合政策学科 |
研究課題 |
シューズの機能的要素が下肢関節の運動制御に与える影響 |
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研究実績の概要 |
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<研究目的>
Unstable Shoesが歩行時の足関節の挙動に与える影響を明らかにする。
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<研究内容>
多くのシューズは外部刺激から足部を保護するだけでなく、運動時に下肢関節の安定性を図る上で重要な役割を持つ。とりわけ歩行やランニングなど移動運動において、立脚期中に見られる距骨下関節の過度な回内運動は様々な下肢関節障害の原因となることが報告されている。そのために今日に至るまでシューズは、主として立脚初期でみられる衝撃吸収や距骨下関節の挙動をコントロールすることを目的とした安全性に重点をおいたデザインが主流であった。さらに、インソールのような補助器具の有効性についての検討も多くなされてきた。一方、近年では裸足のようなフィット感を重視したシューズの開発も著しく、様々な商品が展開されている。その代表的ものとしてCrocsシューズが挙げられる。
Crocsシューズは、軽量化とともに柔軟性を高め、履く人の足に合わせ変形できるような素材で作られているのが特徴である。しかし、今日までCrocsシューズと歩行動作に関連する研究はほとんど行われていないのが現状であり、とりわけ3次元解析手法を用いた足部挙動に与える影響についてはまだ明らかにされていない。そこで、本研究はCrocsシューズが歩行中の足部挙動に与える影響を明らかにするために、3次元動作解析装置を用いて裸足、従来のシューズ、Crocsシューズの各条件で計測し、それらの比較・検討をすることが目的である。
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<研究経過>
研究成果は、学会誌(保健医療学雑誌)に投稿中である。 |
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<研究結果>
Crocsシューズにおける背屈角度の最大値では、他の条件よりも有意に増加した。また、底屈角度においては、他の条件よりも有意に低下した。矢状面内における足関節運動(背屈−底屈)では、Crocsシューズ歩行が他の条件よりも有意な増加または減少が見られた。Crocsシューズによる足部および足関節の運動制限は歩行中において路面上の突出物に爪先が接触する可能性があり、それによる転倒の危険性が示唆された。 |
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「雑誌」の部 |
「図書」の部 |
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論文題目 |
THE INFLUENCE OF CROCS SHOE ON ANKLE JOINT MOTION DURING GAIT |
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書名 |
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雑誌名 |
Clinical Movement Analysis World Conference 2014(学会発表予定) |
論文名 |
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出版社 |
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発行年月 |
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著者名 |
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備考 |
2014年7月頃予定 |
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A |
論文題目 |
歩行中の足関節運動におけるCrocsシューズの影響 |
A |
書名 |
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雑誌名 |
保健医療学雑誌 |
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著者名 |
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備考 |
2014年10月頃予定 |
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B |
論文題目 |
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B |
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論文名 |
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備考 |
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