|
SOAに基づくソフトウェアのクラウド環境上での実現を題材として,以下の成果を得た. |
− |
SOAに基づくソフトウェアのアプリケーションプラットフォームの共通アーキテクチャを定義できた. |
− |
アーキテクチャ上の可変点と不動点を整理し,アプリケーションプラットフォームの仕様モデルを定義できた. |
− |
クラウド環境上での配置問題について現実的な解を得た. |
|
共通アーキテクチャにおいては, |
− |
複数のミドルウェアならびにオペレーティングシステムの差違,ならびに |
− |
アプリケーションプラットフォームの保持する非機能特性
を考慮して横断的関心事を抽出した.結果として,アスペクト指向ソフトウェアアーキテクチャが定義できた.
|
|
仕様モデルについては,非機能特性の標準分類に従い,開発者視点に立ち,関心を考察して定義した.アーキテクチャ上の可変点との対応関係を整理し,プロダクトライン開発の領域工学における,仕様から設計への追跡性の確保を可能にした.
配置問題は,アーキテクチャの記述問題として取り扱い,一般的な記述方法であるViews & Beyondの1ビューとした.これにより,クラウドの取り扱いを明示的に記述でき,アプリケーションプラットフォーム上では位置透過な環境の取り扱いが可能となった.
以上,プロダクトライン定義の基盤を整備した.
|
|