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2013年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 |
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氏名 |
奥村 康行 |
所属 |
情報理工学部システム創成工学科 |
研究課題 |
光多重アクセス方式の回路構成法に関する研究 |
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研究実績の概要 |
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<研究経過>
現在商用化されている光アクセスシステムは時分割多重アクセス(TDMA)と呼ばれる技術を用いている。これを一層高速化する通信方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)通信方式が注目されている。光アクセスでは一本の光ファイバに複数のユーザを接続し、ビート雑音や偏波回転という特有の品質劣化要因が存在するため、これが信号多重度を制限してしまうという課題があった。本研究では、このような雑音に対しても、雑音の影響を低減し多重度を増大させるため、偏波回転のある伝送路特性におけるタイミング抽出回路の構成を明らかにした。
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<研究結果>
受信タイミング抽出回路として、受信信号をディジタル的に判定して得られたビットパターンの相関を利用する。具体的には,アダプティブディジタル信号処理回路を構成して、これにより予め設定したトレーニングパターンとの相関値から受信タイミングを推定する。この方式の課題として、一つのユーザからのトレーニングパターンが他のユーザからのデータ信号に対する雑音となり、干渉をおよぼすという点がある。これを解決するため、トレーニングパターン電力について、推定開始直後は小さく、時間とともに増加させる方式の回路構成とその特性を研究した。その結果、タイミング抽出のためにトレーニングパターンを用いても、本研究で提案した方式を用いれば、一人のユーザだけが存在する場合(他のユーザからの干渉が無い)と同等のビット誤り率を達成できることを明らかにした(下図)。
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「雑誌」の部 |
「図書」の部 |
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論文題目 |
Channel Estimation Method in OFDMA-PON with Polarization Multiplexing |
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書名 |
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雑誌名 |
Far East Journal of Electronics and Communications |
論文名 |
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巻号 |
Vol.11, No.1 |
出版社 |
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発行年月 |
2013年9月 |
出版年月 |
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ページ |
pp.1-21 |
ページ |
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著者名 |
Y. Okumura and K. Fujii |
著者名 |
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備考 |
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備考 |
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A |
論文題目 |
適応フィルタを用いた OFDMA-PON における偏波回転補償
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A |
書名 |
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雑誌名 |
平成25年度電気関係学会東海支部連合大会 |
論文名 |
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巻号 |
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出版社 |
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発行年月 |
2013年9月 |
出版年月 |
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ページ |
K2-2 |
ページ |
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著者名 |
岡田真人、奥村康行、藤井勝之 |
著者名 |
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備考 |
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備考 |
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B |
論文題目 |
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B |
書名 |
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雑誌名 |
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論文名 |
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巻号 |
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出版社 |
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発行年月 |
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出版年月 |
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ページ |
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著者名 |
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著者名 |
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備考 |
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備考 |
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