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2013年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 |
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氏名 |
藤井 勝之 |
所属 |
情報理工学部システム創成工学科 |
研究課題 |
癌の温熱療法用微細径アンテナの最適配置 |
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研究実績の概要 |
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ハイパサーミアと呼ばれる,癌細胞に対し電磁波を利用して加温を行うことで死滅させる温熱療法がある.癌細胞と正常細胞の温熱感受性の差を利用して患部を加温することにより,対象細胞のみを選択的に殺傷する事が可能である.本研究では,針状の微細径アンテナを複数本,患部に刺入することにより,手術療法,放射線療法が適用できない体内深部における癌治療を取り扱う.その際,患者への負担は,アンテナの刺入長を可能な限り浅くし,刺入アンテナの本数を最小限にすることで軽減されると考えられる.
国内外における癌治療用微細径アンテナの研究については,これまでにいくつか行われているものの,患部の大きさや形状に対して,最適な刺入長,アンテナ本数を定式化した例は見当たらない.そこで本研究課題では,針状の微細径アンテナを設計・開発し,患部へ刺入するアンテナの最適座標ならびに必要最少本数を求める定式化を行った.そして,数値電磁界解析手法のひとつであるFinite-Difference Time-Domain法を用いて,最適配置されたアンテナによる生体内部のSpecific Absorption Rate (SAR) 分布を計算した.研究成果は査読付き国際会議に採択され(Proceedings of the 35th Annual Symposium of the Antenna Measurement Techniques Association),発表を行ってきた.今後の課題として,生体等価ファントムと赤外線カメラを用いた実験から計算結果の妥当性を実証する予定である.
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Fig. 1 Structure of coaxial-slot antenna* Fig. 2 p-center solution in a square (p=5)
* K. Saito, et al., IEICE Trans. Commun. vol. J82-B, no. 2, pp. 276-282, Feb. 1999. |
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「雑誌」の部 |
「図書」の部 |
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論文題目 |
Optimal allocation of coaxial-slot antennas for cancer treatment |
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書名 |
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雑誌名 |
Proceedings of the 35th Annual Symposium of the Antenna Measurement Techniques Association |
論文名 |
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巻号 |
DVD-ROM |
出版社 |
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発行年月 |
2013年10月 |
出版年月 |
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ページ |
pp.200-203 |
ページ |
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著者名 |
K. Fujii, K. Minami, M. Nobuta, Y. Okumura, A. Suzuki |
著者名 |
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備考 |
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備考 |
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A |
論文題目 |
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A |
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