学内での国際交流 イベントレポート
県内在住のインドネシアの方々と愛知県の魅力等についてオンラインで意見交換しました!
2022年04月18日
2022年3月19日(土)に、南山大学の学生と県内在住のインドネシアの方々がオンラインで交流を行うイベントを開催しました。
本イベントは愛知県が策定する「アジア競技大会(※)を活用した地域活性化ビジョン」にかかる取組の一環で、当日は本学に在籍するインドネシア出身の留学生や日本人学生が愛知県の魅力などについてプレゼンテーションをしたほか、愛知県在住のインドネシアの方々との交流を楽しみました。
当日は、多文化交流ラウンジStellaの学生TA (Nanzan International Ambassador、NIA)4名がファシリテーターとして、総合政策学部のインドネシア人留学生1名と協力して本イベントの運営に取り組みました。
※アジア競技大会は、アジア・オリンピック評議会(OCA)が主催する4年に1度開催されるアジア最大のスポーツの祭典です。第二次世界大戦後まだ間もない1951年、アジアの恒久平和に寄与したいとの願いを込め、日本を含む11か国の参加の下、第1回大会がニューデリーで開催されました。日本では過去2回開催されており(1958年東京、1994年広島)、2026年第20回大会は、愛知・名古屋で開催される予定です。詳細は、公益財団法人愛知・名古屋アジア競技大会組織員会HPをご覧ください。
日時 | 2022年3月19日(水)13:00~14:30 |
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場所 | オンライン(Zoom) |
概要 | ・参加者(運営メンバー含む):25名 南山大学 日本人学生 10名 南山大学 インドネシア出身の留学生 5名 愛知県在住インドネシア人(※) 5名 ※ナゴヤ・インドネシア文化協会(PKIN)インドネシア出身の会員 ・ファシリテーター:南山大学多文化交流ラウンジStella TA (NIA=Nanzan International Ambassador)4名 【第1部:オープニング】 山田貴将国際センター特任講師によるイベント趣旨説明の後、愛知県庁スポーツ推進課塚崎有里様によりご挨拶、並びに第20回アジア競技大会のご説明をいただきました。 【第2部:アイスブレイク】 全体でインドネシアのじゃんけんである「Suwit(スウィー)(※)」を勝ち抜き形式で行いました。代表のNIA1名を相手に、同時に出した時の指で勝ち負けを決めました。このゲームを通じて、場が盛り上がったのと同時にインドネシアの文化に触れることができました。 ※「Suwit」は、日本のグーチョキパーとは違い、親指と人差し指と小指を使い親指を象、人差し指を人、小指をアリと表現します。そして、象は人に勝ち、人はアリに勝ち、アリは象に勝つというルールです。 【第3部:プレゼンテーション】 ・南山大学インドネシア人留学生によるプレゼンテーション 総合政策学部3年のABUBAKAR PAE Flady Faliy Faliyenco Franggaratzさんから、日本及び愛知に留学しようと思った理由や、愛知県での生活・住みやすい点について話していただきました。 ・南山大学日本人学生によるプレゼンテーション NIAの今井雄大さん(総合政策学部3年)と長沼好香さん(外国語学部英米学科4年)が愛知県の魅力(食べ物・観光地・歴史・住みやすい点)に関するプレゼンテーションを行いました。 日本人学生とインドネシア人留学生双方の視点から、国際都市としての愛知県の魅力を再発見することができました。また、愛知県在住のインドネシア人の皆さんに愛知県内にあるハラル(※)対応のレストラン等の情報も提供することができました。 ※イスラム教を信仰するムスリムの方が食べることを許されている 【第4部:交流タイム】 交流タイムは前半と後半に分けて行われました。 前半:愛知県在住のインドネシア出身の5名の参加者に、①今のお仕事について、②愛知県で暮らすことになったきっかけについて話してもらいました。留学生や企業で働く方、また介護に従事されている方など様々なバックグラウンドのインドネシア人の皆さんのお話を聞くことができました。 後半:「私がおすすめしたい!インドネシアの○○/愛知の○○」というテーマで、参加者を各ブレイクアウトルームに分け、少人数での交流を楽しんでもらいました。インドネシアと愛知県に関して、地元の有名な場所・食事・文化などを多く知ることができました。 【第5部:Let's learn インドネシア語】 メインルームでインドネシア人留学生によるインドネシア語のレクチャーを受けた後、ブレイクアウトルームに移動し、参加者全員で挨拶や自己紹介の仕方を覚えました。分からない事は、ブレイクアウトルーム内のインドネシア人参加者に聞き、とても楽しくインドネシア語を学ぶ事ができました。 今回のイベントを通じて、南山大学の日本人学生の皆さんにとっては、改めて愛知県の魅力を見直すきっかけとなりました。また、南山大学のインドネシア人留学生の、そして愛知県にお住まいのインドネシア出身の皆さんにとっては、日本人学生との交流を通じて、改めて自分が愛知県に来ることになったきっかけやこれまでの愛知県での生活などを振返る良い機会になったようです。今回のイベントを契機に、1人でも多くのインドネシアの皆さんに愛知県を訪問して欲しいと思いますし、1人でも多くの南山大学の日本人学生がインドネシアへの関心を高めてくれたらと願っています。 |