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【国際産官学連携PBL】PBL Aの最終発表を行いました

2023.11.01

1031日に2023年度国際産官学連携PBL Aの最終授業を行いました。

国際産官学連携PBL科目(PBL COIL)は、キャリア形成に結びつく実践的なCOIL 型授業に位置付けられ、愛知県に所在する企業、団体、官公庁からビジネス・行政上の課題を提供してもらい、その課題に対して、海外の学生とオンラインツールを用いて共に理解を深め、解決策等を議論する授業です。

今年度のPBL Aでは、「留学生の就職率向上」、「中小企業における人材不足の解消」をミッションに掲げる一般社団法人グローバル愛知から提供いただいた「日本で勉強する留学生の就活についての悩みと解決策」という課題に取り組みました。

学生たちは、コースの冒頭で、米国のUniversity of North Georgiaの学生たちから、彼らの就職活動の様子やキャリア観を聞き取ったあと、実際に愛知県で勉強する留学生へのインタビュー調査も行いました。これらをとおして各グループで問題を定義し、その解決策を検討しました。グローバル愛知および担当教員からの講義やフィードバックをふまえてアイディアを洗練させ、最終授業でプレゼンテーションを行いました。

より多くの留学生にどうしたら就活に関する情報をアプローチできるのかといった広報の仕方についての提案や、留学生は就活についてどのような情報を求めているのか、どのような不安を抱えているのかを調査し、就活に使える日本語を練習できたり気軽に先輩留学生や日本人学生に相談できるスペース作りを提案するなど、各グループ異なった視点からグローバル愛知の方々に向けて解決策を発表しました。

グローバル愛知の方々からは、学生の提案を実際に取り入れた場合の懸念点や提案内容に対するさらに具体的なプログラム内容を確認するための質問があり、学生もコメントを受けて、グループで検討した課題および解決方法についてより深く考えられたようでした。

最終発表を終えた学生たちからは、
「普段の日常会話をする留学生とは違う、ディープな話を聞くことができた」「留学生の就職活動の状況を知らなかったけれど、知ることができて視野が広がってよかった」といったコメントがあったり、「コミュニティに入るのが難しいことを経験している。日本にいる外国人留学生の気持ちに一層より添えた。」と、自身が留学していた経験と重ね合わせた学生もいました。

また、自身も就活をしている学生からは、「自分自身を別の視点からとらえることができた」「キャリアについて学びを深めることができた」といった声が聞かれ、「もし人事に配属されたら内部から留学生に対する会社の意識を変えたいとおもった」と、実際に働いた時のことを考える学生もいました。

短い期間でディスカッションをしたり課題解決を提案すること、さらにその提案にオリジナリティをもたせることに難しさを感じたようですが、グループワークを通して共に考える作業はとても楽しかった、やり遂げられてよかったという声もあり、クラス全体が達成感に満ちたような空気に包まれました。

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