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【国際産官学連携PBL】PBL Dの最終発表を行いました

2023.11.10

119日に2023年度国際産官学連携PBL Dの最終授業を行いました。

国際産官学連携PBL科目(PBL COIL)は、キャリア形成に結びつく実践的なCOIL 型授業に位置付けられ、愛知県に所在する企業、団体、官公庁からビジネス・行政上の課題を提供してもらい、その課題に対して、海外の学生とオンラインツールを用いて共に理解を深め、解決策等を議論する授業です。

今年度のPBL Dでは、米国メリーランド大学ボルティモアカウンティ校(UMBC)で「Business Japanese」を受講する学生と協力し、ブラザー販売株式会社から提供された「持続可能な開発目標SDGs に関する製品・サービスの提案」を課題に取り組みました。

最終プレゼンテーションでは時差を考慮し、あらかじめUMBCの学生と共にグループで作成したビデオを再生しました。ビデオ視聴後、南山の学生に対してブラザー販売の方々および教員からのフィードバックと質疑応答を行いました。アルバイトで実感した食品廃棄の現状に着目し、バイオマスインクの生産するアイデアや、服の大量廃棄をなくすために服飾大学と協力し、ブラザーのミシンを大学に設置して衣服のリユースを進めるアイデア、推し活ブームに注目したエコプリンターを販売するアイデアなど、各グループ学生ならではの視点で提案しました。

ブラザー販売の方々からは、ブランディングおよび売上の両方の面で提案を評価いただき、収益化スピードや導入コストに関するアドバイスや、どこに着目するとより良い企画になるかなど、多くのフィードバックをいただきました。

本科目では、学生たちは、時差を越えてオンラインでつながり課題を解決していくという、難易度の高い異文化コミュニケーションを実体験しました。そのため、難しい課題に対して短い期間で企画をまとめることや、限られた時間の中でアメリカの学生と意見をまとめることの大変さを実感したとの感想がありました。これに対してブラザー販売株式会社の社員からは、オンラインで海外とコミュニケーションする時には、目的を共有することが大切であること、ビジネスライクな関係ではなく、事前に人間関係をしっかり構築しておくことも大切である、等の助言をいただきました。

普段の日常生活から問題に着目し、良い改善策がないか考えるようになった、SDGsについてやグループワーク・プレゼンのやり方など新たな学びがたくさんあった、今回UMBCの学生とのグループワークで得た経験を、入社後に海外と関わる際にも生かしていきたいとの声も聞かれ、学生たちは実際に働く上で必要となるスキルについて多くの学びを得たようでした。


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