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【2024年度国際産官学連携PBL】PBL Dの最終発表を行いました

2024.11.08

11月7日に2024年度国際産官学連携PBL Dの最終授業を行いました。

国際産官学連携PBL科目(PBL COIL)は、キャリア形成に結びつく実践的なCOIL型授業に位置付けられ、愛知県に所在する企業、団体、官公庁からビジネス・行政上の課題を提供してもらい、その課題に対して、海外の学生とオンラインツールを用いて共に理解を深め、解決策等を議論する授業です。

今年度のPBL Dでは、日本で留学をしている外国人留学生が抱える課題や悩み、彼らのバックグラウンドなどについて理解し、個人として、また学生組織、大学組織としてできることを考え提案します。留学生の課題や悩みなどを深く理解するために、名古屋大学グローバルエンゲージメントセンターの特別講師の方から講義をしていただきました。さらに、米国ノースジョージア大学でフィルムの授業を受講する学生と協力し、留学生を取材しながらドキュメンタリーショートフィルムを制作し、最終授業にて発表しました。

各グループにて発表を行い、いずれのグループも留学生と交流する際に、「留学生」としてひとくくりにするのではなく、一人ひとりの人間として向き合っていきたい、自分が留学生の立場だったら友人にはこういう風に接してほしいと思うような接し方を留学生に対してしていきたい、と話していたのが印象的でした。また、日本で学修している留学生全員が不安や悩みを抱えていると思っていたが、インタビューを通して、必ずしもそういうわけではないと気付きがあったようでした。

今回は南山生が南山で学んでいる留学生にインタビューし、その素材をもとにノースジョージア大学の学生がドキュメンタリーショートフィルムの制作および編集を担当しました。学生たちは、留学生へのインタビューを通して留学生の考えや悩みを理解し、個人レベルで留学生のために出来ること、大学として取り入れた方が良いことを考えられただけでなく、ノースジョージア大学の学生との協働作業を通して、時差のあるなかでやりとりを行い期限内に制作物を完成させることの大変さを学んだり、ノースジョージア大学の学生が南山生側へ繰り返し意見を積極的に聞いてくれるだけでなく、直接はやり取りしていない主演の留学生への配慮が感じられたり、些細な事柄にも取り組む姿勢やドキュメンタリーへのこだわりが垣間見れたりなど、多くの感銘を受ける機会にもなったようでした。


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