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【2024年度国際産官学連携PBL】PBL Cの最終発表を行いました
2024.11.13
11月11日に2024年度国際産官学連携PBL Cの最終授業を行いました。
国際産官学連携PBL科目(PBL COIL)は、キャリア形成に結びつく実践的なCOIL型授業に位置付けられ、愛知県に所在する企業、団体、官公庁からビジネス・行政上の課題を提供してもらい、その課題に対して、海外の学生とオンラインツールを用いて共に理解を深め、解決策等を議論する授業です。
近年の世界的な健康志向の高まりの影響もあり、世界から注目が集まっている日本の食文化と食品を広く世界に向けて発信するため、国も積極的にプロモーションに取り組んでいます。今年度のPBL Cでは、これを推進している官公庁である日本貿易振興機構の名古屋事務所(JETRO名古屋)から①農林水産物・食品輸出支援の現状と課題をレクチャーいただき、②JETRO名古屋から提示される課題の解決に向けて、米国メリーランド大学ボルティモアカウンティ校(UMBC)で「Business Japanese」を受講する学生とともに情報収集や調査に取り組み、最後にUMBCの学生とともに立案した課題解決策を発表し、JETRO名古屋の方からご講評をいただきました。
各グループ、世界に向けてプロモーションする日本食を何にするかアイデアを出し合って決定し、ターゲット層を定めてアンケート調査を行い、収集したアンケートからニーズなどの分析を行いました。その分析結果をもとに、どのようにしたら商品をより手に取ってもらえるかということや、販売形態や商品を設置する場所をどのように工夫する必要があるかグループ内でプランを構築しました。さらに、その商品をプロモーションすることによって誰に対してどのような貢献ができるのかを含めて、提案に落とし込みました。この授業では、"Japanese Berry Bliss For Loved Ones"、"ゆずにゆずって~"、"Rice to Meet You: Discover Japan's Finest Flour"、"The Super Hatcho"、"肌も心も喜ぶ柚子スキンケアフレグランス"、"抹茶でまったり甘くて、健康ライフ!~Sweetness Meets Wellness~"、"Kawaii Konnyaku Jelly"といった商品が提案されました。
授業を終えた学生が、「海外の人とコミュニケーションをとることの難しさを経験できて良かった」と言っていたのは印象的でした。また、その難しさに対処するため、オンラインミーティングでは雑談を交えて雰囲気作りに努めたり、ミーティング以外の時間できめ細やかな情報共有を行ったようです。その結果、UMBCの学生と協働したからこそのアイデア、日本人学生だけでは思いつかないアイデアを提案することができて達成感を感じたという声が聞かれました。