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【Message】オープンマインドで世界を広げる 奥田 森映さん (総合政策学部 2014年3月卒業)

2022.12.27

奥田 森映さん
総合政策学部総合政策学科 2014 年3 月卒業/ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社/ イギリス・ロンドン在住

南山大学に入学したのは、学生の個性を尊重する自由な校風に惹かれたからです。その中でも総合政策学部を選択した理由は、様々な分野の講義を受けられるところでした。好奇心旺盛な私の転機になったのは、国際政治経済学のゼミに所属したことです。世界の経済問題を体系的に学びながら、世界では今、どんな問題が起きていて、解決にはどんな方法があるのかを研究しました。この研究が、自分が将来どんな分野で活躍したいのかを考えるきっかけになり、海外で働きたいという目標が明確になりました。その目標の実現に向けて、在学中は語学にも力を入れました。T O E I C ® やフランス語検定の受験に加え、大学内にある日本語禁止エリア「ワールドプラザ」を積極的に利用し、外国人留学生との交流を通して、異なる価値観や多様な文化にオープンマインドで向き合う姿勢を身につけました。自分が興味を持った分野には臆せずチャレンジすること。それは、現在の会社への就職や、その後の仕事にも生かされています。

日本人としての価値を強みにする三菱U F J モルガン・スタンレー証券に入社後は、リテール営業や海外拠点の経営管理・企画業務に携わりました。2 0 1 9 年7 月からはロンドンの拠点に出向し、東京やニューヨーク、香港の拠点とやりとりしながら、お客様の金融商品の取引をサポートする業務に従事しています。営業で培った「お客様のニーズを把握する力や提案力」、経営管理や企画業務で身につけた「グループやプロジェクトのマネジメント能力」を生かして仕事に臨んでいます。現部署は、私以外はイギリスの現地スタッフで、赴任した当初は、就業時間の認識など、ビジネスカルチャーの違いに驚くこともありました。現在は、日本人としての付加価値を生み出しながら海外で働くことに大きなやりがいを感じています。南山大学で、多様な価値観を学んでいなければ、日本人としての価値に気づくこともなかったと思います。今後もロンドンで経験を積み、帰国後は海外拠点との共同プロジェクトに携わり、海外事業戦略を立案・実行していきたいです。

(2019年11月取材、南山大学案内誌2021より)

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