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【News】南山生が琉球大学との課題解決型国際交流プログラムに参加

2023.03.24

COIL型教育を活用しグローバルリーダーの育成を図る琉球大学と南山大学が連携して実施する学生交流事業について、2月には南山大学にてプログラムが実施されましたが、3月には琉球大学でプログラムが実施され、南山生5名が5日間の日程で参加しました。琉球大学の学生やハワイの学生とともに太平洋島嶼地域に共通する地域課題をSDGsの観点から学び、中城村養殖技術研究センター(NAICe)へのフィールドトリップなどにも行きました。琉球大学ならではの研究分野についての知識も深めることができ、沖縄独自の課題や文化にも触れ、新たな視点や学びを得られたようです。参加した南山生から感想を聞きました。

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蔵元春香さん(外国語学部アジア学科2年)

私は大学に入ってから、これといった大きな活動にも参加することなく、ただ毎日授業に出席するだけの大学生活を送っていました。そんな私にとって、ずっと興味を持っていた国際交流ができる上に、これから生きていく中で必ず考えていく必要があるSDGsを学べるこのプログラムは自分を変える絶好のチャンスだと思い参加を決めました。実際にプログラムに参加して私が学んだことは大きく分けて3つあります。

1つ目は沖縄の抱える問題の深刻さです。沖縄は子供の貧困率が高く、非正規雇用労働者が多いことが問題となっていることを琉球大学で受けた講義で知りました。また、沖縄の現状を知ることにより愛知をはじめとする東海圏が抱える問題についても考える良い機会になりました。

2つ目はハワイの学生の積極性です。このプログラムではワークショップなど学生同士が意見を出し合い発表する機会が多かったのですが、ハワイの学生は自分の意見を言葉にする力が高く、講義などでもどんどん質問する姿勢が日本人とは少し異なるように感じました。

3つ目は専門外の内容を学ぶことの楽しさです。私は外国語学部で主に中国語を中心に勉強しており、そのほかにもアジアの歴史や文化などを学んでいます。しかしこのプログラムでは海洋生物について触れる機会が多く、講義を受けていても分からない点が多かったのですが、サンゴの養殖体験やNAICe*見学を通じて今までは気づけなかった海洋生物の面白さを知ることができました。

このプログラムはほぼ英語で実施されたため、はじめは言語の壁を感じ、ハワイの学生となかなか交流することができませんでした。しかしハワイの学生の明るさや活発さ、琉球大学の学生の優しさのおかげで今まで少しだけ感じていた英語への抵抗感がなくなり、英語で学ぶことの楽しさを知ることができました。また、5日間という短い期間だったにもかかわらず、離れるのが寂しくて思わず泣いてしまうような友好関係を築くことができました。完璧とは言えない英語で臨んだプログラムでしたが、言語力よりも「知りたい」「仲良くなりたい」という気持ちが大切だということを学びました。プログラムに参加する1つの理由であったようにこのプログラムを通じて自分を変えることができたのではないかと感じています。またこの経験を活かし、これからは英語学習にこれまで以上に力を入れ、さらに国際交流に積極的に参加したいと思います。

* NAICe - Nakagusuku Village General Association Aquaculture Technology Research Center - 一般社団法人中城村養殖技術研究センター

 

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