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永平佛法道元襌師紀年録 / エイヘイ ブッポウ ドウゲン ゼンジ キネンロク
2024年10月17日
書名 |
永平佛法道元襌師紀年録 |
書名カナ |
エイヘイ ブッポウ ドウゲン ゼンジ キネンロク |
巻数 |
全1巻 |
責任表示 |
大了愚門 謹校 |
出版地 |
出版地不明 |
出版者 |
出版者不明 |
出版年 |
延寶6(1678) |
大きさ |
25.8×16.6cm |
請求番号 |
188W/4 |
配架場所 |
貴重書室 |
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通称『永平紀年録』。曹洞宗の大本山である福井県永平寺の第三十二世大了愚門(1613~1687)による、曹洞宗開祖道元禅師(1200~1253)の編年体伝記。
道元禅師の伝記は多種多様なものが残るが、本書は、伝記中に宋から帰朝する前の道元禅師と堂衆との問答「五十問答」を含んでおり『正法眼蔵』第九十四「陞座(しんそ)」(本来の『正法眼蔵』にはない偽撰箇所)の影響下にある。
本書の跋に拠れば、鼠の害を被っていた「開山芸祖之年譜」を校正増補し編集したものという。
南山ライネルス中央図書館のものは、延宝六年(1678)の跋文で終わり刊記はない。本書には元禄二年(1689)刊の後印本があり、それには附録として偈頌や短文などが増補されているが、南山本は、その後補部分を持たず、初版(延宝六年刊か)と見られ、貴重なものである。
【参考文献】
- 吉田道興(2014)『道元禅師伝記史料集成』あるむ
- 曹洞宗全書刊行会(1978)『曹洞宗全書 解題・索引』