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八卦決定集(智藏院撰)/ ハッケ ケツジョウシュウ
2024年10月17日
書名 |
八卦決定集 |
書名カナ |
ハッケ ケツジョウシュウ |
巻数 |
全10巻(2巻合本5冊) |
責任表示 |
智蔵院 / チゾウイン |
出版地 |
洛陽(京都) |
出版者 |
錢屋庄兵衞 |
出版年 |
元禄10(1697) |
大きさ |
22.5×15.9cm |
請求番号 |
148W/7/v.1~10 |
配架場所 |
貴重書室 |
.
江戸時代前期に流行した、仏教要素も含んだ日本独自の八卦を用いた占い「八卦占法」の解説書。八卦目録決定集ともいう。
同様の書物は江戸前期に多種多様なものが出版されたが、近江国浅井郡三川村(現滋賀県東浅井郡虎姫町三川)の天台僧智蔵院憲栄が元禄九年(1696)に著した本書は、一〇巻五冊からなり八卦占法の解説書としては最大のもので、上卦と下卦を対応させた六四卦に、官禄・疾病・寿命・待人・失物など多彩な占い項目が並べられている。
元禄十年(1697)に京都の中野九兵衛・銭屋庄兵衛から出版されたものが初版とされるが、南山ライネルス中央図書館のものは、おそらく江戸後期に京都の須磨勘兵衛(弘簡堂)から出た後印本にあたる。
【参考文献】
- 益子勝(2006)「江戸時代の八卦の占法と版本について」『東方宗教』107,pp.42-55