グローバル人材の育成 NU-COIL
Nanzan University Collaborative Online International Learning(NU-COIL)
COIL(Collaborative Online International Learning)とは、オンラインで海外の大学とつながり、授業内外で協働学習をおこなう教育手法です。
南山大学では共通教育科目から学部・学科の専門領域にわたる様々な授業科目でCOILを取り入れています。
南山大学の持つグローバルネットワークを活用したNU-COIL。国境を越えて授業をつなげ、世界各国・地域に広がるクラスメイトと学ぶ機会を提供します。
① NU-COILで身につく3つの力
海外の学生とディスカッションをしたり、プロジェクトを進めるためには、言語の違いや時差はもちろん、物事の考え方、価値観が異なるので日本人同士による協働とは違った力が必要となります。多様な価値観を持つNU-COILの"クラスメイト"との協働学習を通じて、国境を越えて活躍するために必要なスキルやマインドを身につけてください。
異なる価値観を持つ人々の多様性を理解し認め合い、自分の考え方を発信していく力
自らの専門分野の知識を活かして、グローバルな問題を多角的な視野をもって議論する力
地球規模や地域社会の課題解決に向けて、異なる価値観を持つチームメンバーと協働して、具体的な解決策を提案する力
NU-COILプログラムにおけるCOIL型授業の質向上に向けて
学習目標の達成度を判断するためルーブリックと呼ばれる評価ツールを用いて、学生の養成する力を明らかにしています。本ルーブリックは教員にも学生にも示しています。
② 3つのカテゴリーで構成されるCOIL型授業
ベーシックCOIL
SNSなどを活用したオンライン上での文化交流や言語学習のための交流、簡単な意見交換を行う初級者向けの授業です。相手の国や大学に対する親近感を向上させ、留学の入り口としての役割を果たすものです。
アカデミックCOIL
政治、経済、文化などの学術的な専門科目をベースにCOIL型授業を行います。議論や共同プロジェクトの内容も、文化比較に加えて双方の専門性が加わります。長期留学前に受講することで、言語と研究の障壁を低減させます。
PBL COIL※
連携する企業や団体、官公庁と事業を進める上での問題や課題について共有し、その解決策やアイデアをCOIL型授業で海外の学生と調査、議論し、提案する実践型の授業。高い言語能力と専門性が問われる上級科目です。ベーシックCOIL、アカデミック COIL、留学を通して培った力やスキルを活かせます。
※PBL=Project Based Learning
③ COIL型授業一覧
2024年度授業一覧と実例紹介
2023年度授業一覧と実例紹介
2022年度授業一覧と実例紹介
2021年度授業一覧と実例紹介
2020年度授業一覧と実例紹介
2019年度授業一覧と実例紹介
④ 交流しすぎる「NU-COIL 短期留学」
授業科目名:短期留学プログラム(春季) A2
COILと留学が連動する特別短期プログラムです。
留学先はアメリカのノースジョージア大学。留学前にCOILで協働プロジェクトを実施して、すっかり仲良くなったパートナーと現地でプロジェクトの続きを進めます。初対面なのに留学中も交流が充実。相手の学生は日本語を勉強しているので、英語に自信がなくても大丈夫。ただ語学を学ぶのではなく、現地の学生との交流を通じて、異文化に対する理解を深めたい人におすすめです。
⑤ 日米をつなぐNU4-COIL2
~地域に根ざしたテイラーメイド型教育プログラム~
南山大学は文部科学省が推進する「大学の世界展開力強化事業(COIL型教育を活用した米国等との大学間交流形成支援)」(2018~2022年度)における中部地域唯一の採択校として、取り組みをすすめてきました。5年間の事業が終了し事後評価が実施され、「事業計画を上回る成果をあげており、事業目的は十分に実現された」事業として、S評価をいただきました。
事後評価結果等は独立行政法人日本学術振興会のWebページにてご覧いただけます。
NU-COIL特設Webページ(アーカイブ:2018-2022年度実績)
⑥ 連携する海外協定校
南山大学は世界の100以上の大学と交換協定を締結しています。そのグローバルネットワークを生かして、世界各国の大学とCOIL型授業を実施しています。