現代社会では、生涯を通して学び続けることが、豊かな人生をおくるためにますます重要となっています。また、人々の学習要求が多様化・高度化し、生涯学習の講座に求められる内容は、余暇を活用し人生を豊かにするためのものにとどまらず、専門的な技術や知識の修得、あるいは資格の取得を目指す学習など、多岐にわたっています。

　南山大学は、南山短期大学と協力し、長年の間「コミュニティカレッジ」というかたちで生涯学習教育に携わってきました。その後、2002年4月に大学が主体となり、新たな取り組みとして南山エクステンション・カレッジを設立しました。さらに2011年度から、南山短期大学の南山大学短期大学部への改組に合わせてコミュニティカレッジを統合し、"新生"南山エクステンション・カレッジとして活動しています。

　現在、南山エクステンション・カレッジでは、コミュニケーション、キャリアアップ、ライフサポートの3部門で構成される公開講座、近隣自治体との連携による市民講座、学生向け特別講座、公開講演会など、多彩な事業を展開しています。

　これからも南山エクステンション・カレッジは、社会人だけではなく、在学生や卒業生、近隣の方々を含む多くの人々のニーズによりきめ細かく対応するため、各講座の内容、開講時間、開講回数などを適宜見直し、「南山だからできるひとつ上の学び」を提供していきます。

　今後も南山エクステンション・カレッジを通じて、南山大学と地域の皆様との交流が、より一層推進されることを願っています。

南山大学長

ロバート・キサラ