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カトリック文庫記念petit講座「信徒発見150年」
2015年07月14日
2015年7月13日(水)、MB12教室でカトリック文庫協議会主催の講座「信徒発見150年」を開催しました。
江戸幕府の禁教令下の1865年3月17日、浦上の潜伏キリシタンたちは、建ったばかりの大浦天主堂(長崎)を訪れました。彼らはフランス人宣教師プティジャン神父に「われらのむね、あなたのむねと同じ」と信仰を表明し、「サンタ・マリアのご像はどこ?」と聞いたと伝えられています。長崎での「信徒発見」と「キリシタンの復活」は、日本の内外に大きな驚き、衝撃、そして感動をもたらしました。
「信徒発見」から150年目を記念して開催した講座では、三好千春教授より 「パリ外国宣教会と信徒発見 ―幕末の日仏関係を背景に―」 、西脇純教授より「おらしょの系譜 ―『こんちりさんのおらしよ』と『完全なる痛悔の祈り』を例に―」 を講演いただき、その後カトリック文庫協議会委員の先生方からのコメントが加えられました。講座は、「信徒発見」の歴史的意義、現代的意味を再確認し、多面的な理解を促す格好の機会となりました。
⇒ 詳細はこちら(カトリコス No.30)