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カトリック文庫講座「『母なるもの』のまなざし―遠藤周作の作品を味わうための講座―」
2017年10月09日
10月4日(水)に南山大学図書館カトリック文庫協議会主催の講座「『母なるもの』のまなざし―遠藤周作の作品を味わうための講座―」を開催しました。
講師の金承哲先生(本学人文学部教授・南山宗教文化研究所長)は、「痕跡」と「痛み」をキーワードとして、遠藤文学を様々な角度から語ってくださいました。この2つのキーワードは、色々なジャンルの作品の中に潜んでおり、時にはユーモア作品やミステリー小説の中にさえ垣間見ることができました。また、作品だけではなく、人間「遠藤周作」の様々な一面をうかがい知ることができ、講座に参加された皆さんは、遠藤周作の作品をより身近に感じることができたのではないでしょうか。
今年9月からは東京・信濃町で「遠藤周作を読む会」が開催されています。会場の真生会館は、遠藤周作が青年期を過ごし恩師である吉満義彦と出会った学生寮をルーツとする所縁の場所です。この会は、南山大学宗教文化研究所でも2013年より開催されています。興味のある方はお問い合わせください。