図書館長の太田達也先生をお迎えし、学生のみなさんへのメッセージを込めた、お昼休み30分間のカジュアルなトーク型イベントを開催しました。

外国語学部の間瀬朋子先生のコーディネートにより、ドイツ語教育研究者である太田図書館長の多才でマルチな素顔を引き出していただきました。中学時代には弓道、高校時代はオーケストラに所属していらっしゃったこと、さらには和楽器の笙にも精通されている事実に会場は驚きに包まれました。ドイツ研究を専攻されたきっかけは音楽への興味からであったことや、出演されていたNHKテレビ番組の「旅するドイツ語」での秘話などなど、参加者のみなさんにざっくばらんに開示していただきました。

学生時代には2回のドイツ留学をご経験され、ドイツでは研究の時間の多くを図書館で過ごしていらっしゃった太田館長の、その当時に認めていた読書帳（いつどのような書籍を読まれたか記録したノート）をお持ちいただき、参加者のみなさんに回覧でご披露いただくなど、読書の足跡をリアルになぞることができる貴重な資料をご提供いただき、参加者は熱心に見入っていました。

また、大学の図書館やサービスを活用することの意義や重要性について、インターネットからの情報の真偽を判断する能力を養う観点からもご説明いただき、これからの学生の日常への助言ともなるお話となりました。さらに、リニューアルしたライネルス中央図書館の見どころである１FのエントランスラウンジからNANTOルームや、２Fのメインストリートを臨むカウンターとなっている閲覧席を活用してほしいという館長としての想いを学生にお話ししていただきました。

　学生からは、海外留学について、語学学習について、ドイツ文学について、図書館の活用法や文献の検索方法についてなど、館長に語っていただいた学生時代の留学や研究のお話を踏まえながらの活発な質問が挙がり、充実した30分間となりました。