シュトラスブルク大学法学部が旧蔵していたドイツ国法学（憲法・行政法）関係のコレクション。ドイツ公法における最も著名な学者の一人であるパウル・ラーバント（Paul Laband, 1838-1918）教授は、同大学において「国家学」に焦点を当てた法学部の開設と拡張に尽力した。本コレクションは、ラーバント教授の指導の下、蒐集された貴重な文献集成で、以下の7つのセクションから構成されている。

1. 基礎資料 2. ドイツ国家法・憲法 3. ドイツ国法学史 4. ドイツ行政法 5. 財政法 6. 国際法 7. 法哲学・法学方法論

総点数は 3,227 冊からなり、「ドイツ帝国国家法」 初版をはじめとするラーバント教授の著書作はもとよりアレント、ブルンチリ、カルカー、グナイスト、イエリネック、ケルゼンらの著作やローマ法大全、ドイツ法制史関係の貴重な資料も含まれており、ドイツ公法学の重要な文献はすべて網羅されている。

平成 16 年度文部科学省私立大学等研究設備整備費等購入資料
請求番号：323.3/881/v. （一部、貴重室として所蔵）