図書館について 所蔵資料紹介
ドイツ民法成立史コレクション(ゲッティンゲン大学 Karl Michaelis 教授旧蔵書)
カール・ミハエリス(Karl Michaelis):ドイツの法学者。
生年月日:1900.12.21
没年月日:2001.8.14(100歳没)
ゲッティンゲン大学の民法教授、Karl Michaelis氏旧蔵のコレクション。12世紀のイタリア人法学者・アクルシウスの註釈によるローマ法大全をはじめ、ゲルマン法、ローマ法、パンデクテン(学説彙纂。ドイツに継受されたローマ私法)の主要文献・草案等を収録した、ドイツ民法の成立と発展を解き明かす上で重要な資料群。その数は約500タイトル・750冊に上り、ドイツのBGB(ドイツ民法典)を筆頭に、フランスのCode Civil(フランス民法典)、オーストリアのAustrian Civil Code(オーストリア民法典)、スイスのZGB(スイス民法典)など、ヨーロッパの法伝統を描き出すものとなっている。資料はそれぞれNDC(日本十進分類法)に従って整理を行い、現在その多くが地下2階研究用図書、あるいは地下1階貴重書庫に配架・利用者に提供されている。
写真は2001年購入当時、本学に納品されて整理前の資料の様子。