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近世文芸作品コレクション(リチャード・レイン氏旧蔵コレクション)

リチャード・レイン(LANE, Richard Douglas, 1926-2002)は、日本文化、特に浮世絵を中心とした近世日本絵画の研究者。

彼の著作『浮世絵百科図典』(Images from the floating world : the Japanese print : including an illustrated dictionary of Ukiyo-e)は、氏の浮世絵研究の集大成で、その基礎資料となったのがこの近世文芸コレクションであると考えられ、吟味された蒐集で資料的価値は高い。中には、ゴンクール、ブルティ、ジャバル等といった外国人日本研究者の旧蔵になるものがあることも興味深い。

南山大学ライネルス中央図書館では、そのうち黒本・青本を含む52タイトル、113点を所蔵している。

本学所蔵のコレクションの特色は、黒本・青本等の近世絵本のコレクションとしてまとまったものであるという点であり、中でも黒本13点、青本5点、いずれとも判断できない1点の計19点は、他に現存を確認できない貴重なものである。
「熊坂誕生記」「恵方福人揃」「阿部清明哥占傳」「本朝角力物語」「兼好法師草枕」「大塔宮 熊野篠懸」(以上黒本)。「三官和唐内稚立」「立春大吉色紙百人一首」(以上青本)は、「国書総目録」や「日本小説年表」にも掲載されていない、存在さえ未知のものである。

参考文献

  • 「リチャード・レイン氏所蔵近世文芸作品コレクションの購入」安田文吉(南山大学国語学国文学会報:かはなやま)No.14, p.1-2, 1986.11
  • 「<書評>リチャード・レイン氏所蔵近世文芸作品コレクション」安田文吉(南山大学図書館紀要)No.3, P.47-54, 1987.3

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