イベント情報

推薦図書トーク2024 第8回(5月16日開催)

理工学部 ソフトウェア工学科 蜂巣 吉成 先生
『プログラマの数学 第2版』

南山大学ライネルス中央図書館では、NANTO ルームにて「推薦図書トーク(全17回シリーズ)」を開催しています。各学科の先生方から学生の皆さん宛に本を推薦していただき、その本の魅力や背景について直接語っていただく企画です。

第8回は、理工学部 ソフトウェア工学科 蜂巣 吉成 先生に推薦図書をご紹介いただきました。

蜂巣先生の推薦図書は『プログラマの数学 第2版』です。

先生はプログラミングをはじめて学ぶ学生のためにと、本書を選んでくださいました。

プログラミングの考え方の背景には数学があるということをわかっていると、ソースコードをキレイに書ける、プログラミングの理解が進む ーー そのためには、本書のような本を読んでみると良いそうです。

蜂巣先生は例として、本書の中で「余剰=割り算のあまり」について書かれた部分を取り上げて、説明してくださいました。

割り算で、あまり着目されず放っておかれてしまう「あまり」ですが、プログラミングの際には、この「あまり」に着目するといろいろな問題がスムーズに解決することがあるということを、今流行りの Scratch で作った FizzBuzz ゲームのプログラム(みなさんご存じですか?)や、うるう年問題(2000年は 400年に一度の 特別な うるう年 だったのですが、知っていますか?)を交えて解説してくださったので、プログラミングを学んでいなくても、なるほどと思う内容でした。

プログラミングを学んでいないみなさんも、本書を読んでちょっとした考え方のコツをつかむと、勉強や仕事の進め方がぐっと楽になると思います。

ぜひ手に取ってみてください。

今回の推薦図書

027990_04.jpg 『プログラマの数学 第2版』
結城浩著(SBクリエイティブ 2018年)
請求記号:ソフト||Y01||03
資料ID :V047356

次回は国際教養学部 国際教養学科 北村 雅則先生です。
お楽しみに!

推薦図書2024 開催日程

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