学生生活(学生課)

課外活動 活動報告

一輪の花を渡す、アートプロジェクト(実施報告)

2018.12.19

名称 Episode of Odate, Episode of Nanzan
グループ名 Spreading love
開催日 2018年10月28日(日), 11月20日(火)
場所 秋田県大館市, 南山大学
SNS

https://youtu.be/9n1dLb2yDOE

内容

道ゆく南山大生に「あの人へつなぐ」というメッセージカードを添えた、一輪の花を無償で渡すソーシャルアートプロジェクトを行いました。

インターネットのおかげで物理的に遠い人を近くに感じる一方で、近くにいる人が遠くなってしまったと感じる現代に、アートという手段を用いて「つながりの希薄化」を問題提起したいという思いでプロジェクトを始めました。

花を受け取った人に「自分にとってあの人という存在は一体誰だろう」と考えるきっかけを与えることで、既存のつながりの見直しを促します。

一方で、プロジェクトに参加する学生同士の新たなつながりも生み出しています。

様子

所感

Episode of Nanzan

Spreading loveはこれまで街中で行なっていましたが、今回初めて『大学』という場所で、11月20日(火)に開催しました。

加えて、1,000本という花の数も過去最高であったため、参加者が集まらず全ての花を配りきることができないのではないかという不安もありましたが、

当日は、南山大生を中心に教員や他大学生、留学生を含めた約50名の方が参加し、無事に1,000本の花を配りきることができました。

参加した学生から「お花を渡す側の自分もなぜか嬉しかった」という声があります。これはSpreading loveの本質である ”何か見返りを求めずにただ与える、という『無償の愛』”そのものです。このアートプロジェクトを通して伝えたかったことは、「人と人とのつながりの希薄化」だけでなく、抽象概念である「無償の愛」でもあり、参加者にそれを感じてもらえたのでプロジェクトは成功だったと言えます。

Episode of Odate

10月28日(日)、南山大生4名が秋田県へ訪れ、地元の高校生や他の大学の学生と共に約20名が大館市ニプロハチ公ドームでSpreading loveを開催しました。地元の5店舗の花屋や大館市商工会の方々の協力の元、250本の花を配ることができました。

また、プロジェクトの前日には、地元の方に協力して頂き、きりたんぽ作りのワークショップを開催しました。地元の高校生や社会人、大館市商工会の方を招いた食事会も行い地域の方と南山大生が交流する場を作りました。

参加した南山大生から「大館の人々が魅力的で、ぜひもう一度大館に来たい。」と言った声を耳にし、『大館という場所を知ってもらい、そして好きになる』その入り口をSpreading loveが担うことができたと感じてます。

大館での開催のおかけで、地方でのSpreading loveの在り方を発見することができました。

Spreading loveのつながりがまた新たなつながりを生む

Spreading loveの参加者同士で新たなプロジェクトが生まれました。その一例が、大館開催時に参加した大学生と地元高校生を中心に作りあげるミュージカルです。(2019年1月13日開催予定)

ミュージカルの代表 鈴木ゆりなさんはこのように言っています。

「大館で新たに立ち上がった『大館All Actors Project』は、大館の子どもたちが新しい事に挑戦する場所を作るというコンセプトで始まりました。

ワークショップ形式で自分自身と向き合い音楽を感じ、役を体感するすることを目指しています。

様々なバックグラウンドを持つ人が集まれるように、ミュージカルという旗を立てて、化学反応が起こる場所を作りたいです。

メディア掲載

大館の地元新聞 北鹿新聞に3度にわたってSpreading loveを取材していただきました。Spreading loveがどういう経緯で生まれたのかなど、細かく聞いていただき記事の掲載でより多くの人にこの取り組みを知ってもらえたと思います。

シリーズ作品 Episode of Spreading love

シリーズ作品である”Episode of Spreading love”の一環として、映像製作会社S-DREAM株式会社 河崎呈氏監修のもと、本学学生であり、S-DREAM株式会社インターン生でもある仙田浩之(Spreading love副代表)を中心にEpisode of Nanzan / Episode of Odateを作成しました。

この映像で一番表現したかったことは『無償の愛が一輪の花と共に人から人へ伝わっていく、美しい様子』です。この映像を見た人が、南山大学の学生や教員、キャンパスの雰囲気が少しでも分かるように工夫しました。

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