学生生活(学生課)

課外活動 活動報告

アルバイトをする中で直面した労働問題について調査し、対処法を記載した冊子の製作(実施報告)

2018.01.29

名称 アルバイトをする中で直面した労働問題について調査し、対処法を記載した冊子の製作
グループ名 Bright Berry
開催日 2017年11月22日
場所 学生交流センター

内容

南山大学生にアルバイトをする中で直面した労働問題について、アンケートやインタビュー調査を 行います。調査結果をもとに、ブラックバイトへの対処法や相談窓口を紹介をする冊子を作成し、新入生に配布します。また、南山大学生のアルバイトに関する調査結果を発表し、弁護士の先生を招いた法律相談(NJ Cafe)を実施します。NJ Cafe では参加者が身近な問題を取り上げ、専門家の意見を聞く機会とします。

様子

所感

ブラックバイト講演会での発表とNJcafeの実施

11月22日にブラックバイトに関する講演会で、第2クォーターで調査した南山生のアルバイト事情に関するアンケートの結果の報告と、アルバイトにおける問題点について弁護士の先生に相談するNJcafeを実施しました。 講演会では、南山生のアルバイトの勤務状況による学業への影響やアルバイトによって得た物、また、アルバイトで経験した不当な扱いについて発表を行いました。勤務条件などについてはブラック企業対策プロジェクトが実施した学生アルバイト全国調査結果と比較を行いました。報告の後で講演をしてくださった弁護士の先生からは、「非常に参考になる発表でした」とお褒めの言葉を頂きました。 NJcafeでは、コーヒーと軽食を用意し、フランクな雰囲気で弁護士の先生と南山生がアルバイトで抱えている問題点について相談を行いました。相談会では「夜12時近くまで勤務して、タイムカードを押しているのに、店長がタイムカードの記録を操作して、10時までしか働いていないことになっており、働いた分の給料をもらえていない」などの相談がありました。弁護士の先生からは、「働いた時間分の給料をもらえないことは違法であり、請求をすることができる。請求した際に反論をされない為に、タイムカードを押す際に時間を写真で撮っておくなど、証拠を残すことが大切である。しかし、もらえていない分の給料を請求すると、勤務先との関係が悪くなり、実際には行動に移せない学生がほとんどである。」と教えて頂きました。自分では、なかなか労働条件について、勤務先と話しをすることができない人もいると思うので、労働基準監督署などを通すなど、相談できる機関を知っておくことが大切だと思いました。参加した学生からは、弁護士に相談するのは敷居が高かったため、このような学校で相談する機会があってよかったと好評でした。

報告会発表者・所感

今回は、プロジェクト研究内で実施したアルバイト実態調査を講演会の前半部分において、報告しました。調査内で質問項目を多く設けたため、限られた時間内でどれを抜粋して発表するか悩みました。また、大勢の前で発表するという機会はあまりなかったので、緊張しましたが無事に終わってよかったですし、自分にとっていい経験になったと感じています。また大変なことばかりでなく、この準備や発表を通じて、アルバイトや働くことについて、新たな興味深い発見もありました。このような機会が持つことができ良かったと思います。

バイトノアレコレ

2018年度入学の新1年生に向け、『バイトノアレコレ』を発行しました。『バイトノアレコレ』には、私たちが初めてアルバイトを始めるときに 知っておきたかったと感じている、労働契約書についてや、アルバイト中に不当な扱いを受けた場合の相談窓口について、また、『2017年度南山生アルバイト白書』より、アルバイトと勉強を両立できている人と できていない人の「週当たりの勤務日数」や「勤務時間帯」を紹介しています。限られた予算やページ数の中で掲載したい項目を絞り編集することは大変でしたが、アルバイトをする中で、ケガをしてしまったとき、ハラスメントを受けたときなど、どのように対処すればよいか、イラス ト付きで分かりやすく解説をしています。配布対象の新1年生には、大学卒業まで大切に保管して頂き、いざというときに適切な対処をする助けになればうれしく思います。また、新1年生以外の方でご覧になりたい 方は、学生課のラックに設置してあります。

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