課外活動 活動報告
2020年度南山大学チャレンジプロジェクト ~家田製菓株式会社との産学連携企画
2021.03.31
名称 | 南山大学チャレンジプロジェクト(産学連携企画型) |
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開催日 | 2020年4月~2021年3月 |
場所 | オンライン、家田製菓株式会社、南山大学 |
SNS | Instagram:@nanzandaigaku_iedaseika |
内容
私たちは、家田製菓株式会社様と連携して、ポン菓子プロジェクトを行っています。
目標は、
①エチオピアと日本の食文化の融合
②エチオピアに穀物膨張機を導入し、雇用や食料問題の解決に貢献しSDGs達成に協力する
の2つです。
当初はエチオピアへの渡航を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で渡航ができなくなりました。現在は国内でできる活動として、日本人向けにエチオピアと関わりを持つ味のポン菓子を新たに開発することにしました。この商品開発の狙いとしては、エチオピアならではの味付けをすることや、商品をきっかけとして日本にエチオピアの文化を発信することで、皆さんにエチオピアへの関心を持ってもらうことです。プロジェクトは2021年度も継続するので、新型コロナウイルス感染症が落ち着き、渡航ができるようになったら、実際にエチオピアへ行き目標達成のための活動を行います。
様子
所感
メケレ大学との交流
2020年8月5日に、エチオピアのメケレ大学の学生とzoomを用いて交流会を行いました。
目的は、エチオピアの食文化やどのように私たちがエチオピアに貢献できるかを知るためです。
この交流会では、エチオピアで売られているお菓子のパッケージの特徴や、エチオピアで好まれている味、ポン菓子として食べてみたい味など、様々な内容を聞くことができました。現地の方と直接お話ができたことは、日本での新商品開発の際や、エチオピアに渡航できるようになり現地向けの商品を考えることになった際にも活かすことのできる貴重な機会となりました。
工場見学、試作品作り
2020年10月3日に、家田製菓様の工場へ行きました。ポン菓子の工場を見学したり、実際に機械を使ってお米をポンしたり(膨らませたり)、試作品作りを行って新商品の味付けを考えたりしました。
訪問前はポン菓子がどのように作られているのかよく知らなかったのですが、目で見て体験することができて、とても良い経験になりました。
新商品は、Instagram上で行った「ポン菓子で食べてみたい味」の人気投票の結果を参考にし、バルバレ味、はちみつモリンガ味、黒糖コーヒー味、ピーナッツごまシナモン味の4種類に決定していたので、それらの試作を何度も繰り返しました。そしてその試作品を身近な人にも食べてもらい、どの味が美味しいと感じるか意見も募りました。そのような過程を経て、4種類の味付けを確定させることができました。
人類学フェスティバルでの発表
2021年1月9日に、南山大学人類文化学科・人類学研究所が主催する人類学フェスティバル(zoom)に参加しました。そこで、南山大学の関係者や他大学の学生に向けて、産学連携企画の活動報告を行いました。
これまでの活動をただ伝えるだけではなく、エチオピアの文化や、私たちの活動とSDGsの関わりについてなども交えながら、どうすればより皆さんに私たちの活動を知ってもらい、興味を持ってもらえるのかを心がけながら発表をしました。発表後にはいくつも質問をしていただいたり、他大学の学生の方から感想を送っていただけたことも、とても嬉しかったです。
下記の写真は発表の際に使用したスライドの一部です。
実際の取り組み
上記以外にもGo To Eat at NANZAN、ぽんかふぇでの店頭販売、ネット通販での販売、読売新聞からの取材など、様々な取り組みを行いました。
Go To Eat at NANZANの企画は、南山大学が新型コロナウイルスで困窮する在学生向けにお弁当の無料配布を行い、その特典としてポン菓子をセットにし、多くの学生の方に手に取っていただきました。
ぽんかふぇでの店頭販売では、実際に私たちのメンバーが店頭に立ち、商品をお客様に販売するという貴重な経験をさせていただきました。
これらの活動を通じて、少しでも多くの人に私たちの活動が広まっていけば良いなと思います。
南山チャレンジプロジェクト