課外活動 活動報告
2021年度南山大学チャレンジプロジェクト~家田製菓株式会社との産学連携企画~(活動報告)
2022.02.28
名称 | 南山大学チャレンジプロジェクト(産学連携企画型) |
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開催日 | 2021年4月~2022年2月 |
場所 | 家田製菓株式会社、南山大学、オンライン |
SNS | Instagram:@nanzandaigaku_iedaseika |
内容
南山チャレンジプロジェクト「産学連携企画型」として家田製菓様と連携を行い、活動を行っています。
- 「エチオピアにポン菓子製造機を導入し、雇用や食糧問題の観点からSDGs貢献」
- 「実体験を通した商品開発を含むマーケティングの学習」
を目標に活動しています。
2020年度に発足され、2021年度には新たなメンバーが加わりました。去年に引き続き、新型コロナウイルスの影響により、エチオピアへの渡航ができなかったため、エチオピアへポン菓子製造機を贈るための資金集めとして、国内で様々な活動を行いました。7月には浴衣フェス、10・11月には大学祭など大学のイベントにポン菓子実演カー(キッチンカー)を用いて出店を行い、高校生や大学生に向けてポン菓子の魅力発信を行いました。また、学生より上の年代の方々にもポン菓子の魅力を伝えたいという思いで、「大人のポン菓子」という新商品を製作しました。
様子
所感
浴衣フェスに出店
2021年7月13日に南山大学で毎年行われている浴衣フェスに出店させて頂きました。出店の目的は、大学生にポン菓子の魅力を広げるためです。ポン菓子は昔ながらのお菓子というイメージが強いため、そのイメージを変えようと販売商品を考えました。ポン菓子実演カーで、その場でポンされたポン菓子を袋に詰め、タグにレトロな布をつけることでお祭りを想像させるような商品に仕上げました。また、浴衣フェスのために考案した、ヨーヨーをイメージした「ポンdeカップ」も同時に販売を行いました。販売目標数440個が完売し、約46,000円の利益を得ることができました。
大学祭に出店
2021年10月30日~11月1日に行われた南山祭に出店を行いました。
南山祭では、浴衣フェスで販売したカップのポン菓子ではなく、新たに「ポンパフェ」という商品を考案し、販売を行いました。大学祭は南山の学生だけでなく一般の方も参加ができ、3日間という長い期間販売ができます。そのため、より多くの方にポン菓子の魅力を伝えられると考えました。
商品の名前や味・トッピングの決定に携わらせて頂き、また、販売個数を学生で考えるなど、マーケティングについて学ぶことができ、凄く良い経験となりました。
3日間販売した結果、目標販売数である516個を無事完売させることができました。
また、今回考案した「ポンパフェ」は、家田製菓様の直売店である「ぽんカフェ」にて同じネーミングでメニューとして採用、存続されました。
新商品の開発
8月下旬からは、大学祭出店計画と並行して、「ポン菓子を使った新商品の開発」も進めていきました。理由としては、愛知県内の小売店や飲食店への営業活動を行うことで、売上の一部をエチオピアに送るための穀物膨張機の購入や輸送に充てることができると考えたからです。
毎週のオンライン会議を通して、商品のコンセプトやターゲット、商品の形状や味について追求しました。また、10月26日と11月9日には実際に家田製菓様の工場へ行きました。甘い味付けと甘辛い味付けの2種類を、納得のいく味になるまで作りました。原材料が1g変わるだけでかなり味に違いがでるため、どの分量が最適なのかを食べ比べながら真剣に考えました。
こうしてやっと完成したものが、「大人のポン菓子~ごろごろナッツのメープル味・どえりゃあうみゃあ赤味噌味」です。もっと幅広い世代の方々にポン菓子を楽しんでもらいたいと考え、コーヒーやお酒のおつまみになるような大人な味に仕上げました。原材料にもこだわり、知多産の玄米や赤味噌、また健康志向向けに十二穀シリアルを混ぜ込むなどして、こだわりの商品に仕上げました。さらに、袋の素材や帯の形などの商品以外の細かな部分についても徹底的に話し合い、パッケージデザインにもこだわりました。
営業活動の開始
12月5日からは、開発した大人のポン菓子を置いてもらうため、営業活動を開始しました。メンバーそれぞれが商品のコンセプトやターゲットに合ったお店を探すところから始め、選定したお店に実際にお伺いし、私たちの活動や商品について説明しました。
メンバー全員が初めての営業だったので、不安や緊張でいっぱいでしたが、プレゼン資料の作成や営業前の打ち合わせなど、できることはしっかりと行い、私たちの思いを伝えることに注力しました。
しかし、全てがうまくいくことなどなく、商談が破綻してしまうこともあり、営業の厳しさや難しさを身に染みて実感しました。ですが、営業が終わるごとに、伝え方の改善点などをメンバー間で共有し、次の営業にむけて準備を徹底的に行うようにしました。
その結果、最終的には6店舗のお店に商品を置かせていただくことができました。営業活動を通じて社会人としてのマナーなどの基本的な知識や、分かりやすく相手に理解してもらうための伝え方や話し方などを学びました。学生生活のなかでは味わうことができない貴重な体験をすることができました。
食のビジネスフェア あいち知多半島メッセ2022
営業活動の一環として、半田市福祉文化会館で行われた「食のビジネスフェア」に参加させていただきました。農業や水産業、畜産業が盛んな知多半島の食関連企業様が参加する展示会・商談の場です。私たちも「大人のポン菓子」を、家田製菓様の商品と一緒にPRさせていただきました。多くの参加企業様や来場者の方々にお声をかけていただき、私たちの活動や商品について説明させていただきました。
さらに、バイヤー様から声をかけていただき、「大人のポン菓子」の新たな販売先が決定しました。
企業の方々とお話をする貴重な機会をいただき、さらに新商品の販売先も決まり、非常に有意義な時間となりました。
南山チャレンジプロジェクト