課外活動 活動報告
南山大学遺跡を歩こうの会 活動報告
2025.02.25
名称 | 南山大学遺跡を歩こうの会 年間活動報告 |
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グループ名 | 南山大学遺跡を歩こうの会 |
開催日 | 不定期 |
場所 | 南山大学構内、愛知県各所 |
SNS | 遺跡MAP URL |
内容
「南山大学遺跡を歩こうの会」は考古学に興味を持つ有志の南山大生が集まり、勉強会などの活動を通して考古学について学びを深めるために活動をしています。近年、博物館や文化財行政の中では、遺跡から出土した資料などの文化財を、社会の中でどのように活用していくか大きな話題となっています。考古学には地域を活性化させる力を秘め、遺跡はその活用方法次第ではその地域に暮らす住民たちに誇りを与え、その地域を代表する大きなシンボルになる可能性を持っていると言われています。
名古屋周辺地域には各時代の様々な遺跡が存在し、中には考古学界では誰もが知る著名な遺跡も存在します。しかし、その中には遺跡の存在を周知する看板が設置されていないなど十分な周知活動がされていない場所も多くあり、身近な遺跡の認知度は低い現状です。私たちは「遺跡」という文化資本を再発見し活用することで、よく「何もない」と言われる名古屋の魅力を、地域に眠る歴史から多くの人に知ってもらいたいと考えています。
様子


所感
マップ作製にむけたデータ収集
多くの人が日常で使う地図であるGoogleマップにある、「Googleマイマップ」機能を利用して、愛知県を中心としながら著名な遺跡を時代や遺跡の種類ごとに記録をしました。また、実際にメンバーで様々な遺跡を繰り返し訪問し、遺跡の立地や見どころを探しました。住宅街の中にひっそりと看板が設置されていたり、神社や公園の中に古墳が残っていたりと、身近な遺跡をたくさん感じることができました。それと同時に、多くの遺跡が知られていないことを改めて認識することができました。
マップ作製
「Googleマイマップ」機能を用いて「遺跡を歩こうマップ」を作成しています。遺跡の位置や時代だけでなく、遺跡の種類や概要について、地道にデータを入力していく作業です。遺跡の種類ごとにアイコンを分ける、時代ごとにレイヤーを分けることで使いやすさも工夫しています。また、実際にメンバーで歩いたコースの中で、特におすすめのコースを地図上に掲載しました。それぞれのメンバーが遺跡についてまとめあげることで、遺跡立地の傾向など多くの気づきを得ることもできました。改めて遺跡について色々学ぶことのできる時間となりました。
宣伝活動
対面で多くの人に伝えることを目的に、SNSではなく対面で宣伝活動を実施しました。特に南山大学で実施された大学祭(11/2~3)や、金山の都市センタービルで実施された「あいちの考古学」(11/9,10)にて、ポスター掲示やチラシ配布を行い、多くの方に直接宣伝をしました。色々な人と遺跡について会話するなかで、多くの人から「知らなかった」「面白い」と反響をいただきました。それと同時に、様々な見やすさについてさらなる改善点も生まれ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
南山チャレンジプロジェクト