二十四孝諺註( 丹波屋半兵衛 1715 )
二十四孝諺註( 丹波屋半兵衛 1715 )より 山谷
| 書名 | 二十四孝諺註 |
|---|---|
| 書名カナ | ニジュウシコウ ゲンチュウ |
| 責任表示 | 貞阿 [著] |
| 出版地 | 大坂 |
| 出版者 | 丹波屋半兵衛 |
| 出版年 | 正徳5[1715] 刊 |
| 冊数・ページ数 | 上下各1冊 ; 上巻:1,21丁 下巻:21,[1]丁 |
| 大きさ | 26.5×18.8cm |
| 請求番号 | 152W2/2/v.0-21-1, v.0-21-2 |
| 配架場所 | 貴重書庫 |
| 注記 |
題箋題: 新板絵入二十四孝和解。版心題: 二十四孝抄。 上巻序末に「雒下隠士 貞阿子」とあり。 |
日本で新作された「二十四孝」と従来の「二十四孝」とを取り合わせた、元禄十四年(1701)刊の貞阿『ゑ入古今二十四孝大成』四冊(内題「二十四孝俗解」)のうち、従来の「二十四孝」と重なる部分である巻一・二巻部分を抜き出し、正徳五年(1715)に改題したもの。
ほかに書肆名のみ異なる「京都書林岡本半七」版と「大坂大野木市兵衛」版がある。丹波屋半兵衛版には共通して刊記に判読しづらい箇所があり、書肆名の字体も異なり、埋木された後印本とみられる。
なお、『古今二十四孝大成』後半二冊にあたる、新「二十四孝」部分も、『忠孝夜話』(152W||2||v.0-29)、『新二十四孝諺註』(152W||2||v.0-13)として改題出版されている。
龍谷大学蔵『古今二十四孝大成』と比べると、序文内題が本書外題「新板絵入二十四孝和解」もあわせて「二十四孝和解」に改められ、序末尾の「于時元禄十四年正月吉旦」を削っているが、内容はほぼ同一。
本文部分の内題は「二十四孝諺註」とする。 24人の人選は日記故事に近いが、山谷を含む。四字標題と人名のあとに故事内容を平易な漢字平仮名交じりで記すが、末尾にその出典も示している。さらに五言賛を掲出し、その解説も載せる。各話の最終丁は上下二段に分かち、上段を挿し絵としている(冒頭虞舜のみ三図)。
序および下巻末に「雒下隠士貞阿子」とあり、浄土真宗仏光寺派の藤井玄貞の著述。玄貞の伝記に関する詳細は不明であるが、寛文六年刊『善悪因果経鈔』を刊行の初例として、著作は多く、仏教を平易に説くものが多い。
参考文献
花田富士夫「仮託の人物―了意周辺人物玄貞著作略考―」『仮名草子研究―説話とその周辺―』新典社、2003年