唐王中書剛勸孝篇 / 勧孝見せばや( 小林重兵衛 )
| 書名 |
唐王中書剛勸孝篇 / 勧孝見せばや |
|---|---|
| 書名カナ | トウ ノ オウ チュウショ ゴウ カンコウヘン / カンコウ ミセバヤ |
| 責任表示 | [善應著] |
| 出版地 | [京] |
| 出版者 | 小林重兵衛 |
| 出版年 | [ 寛政2 [1790] [刊] ] |
| ページ数 | 7, 12丁 ; 13-36丁 ; 37-56丁 |
| 大きさ | 22.2×15.5cm |
| 請求番号 | 152W/2/v.0-33-1~3 |
| 配架場所 | 貴重書庫 |
| 注記 |
本タイトルは中巻による。(上巻:題簽題: 勸考見勢者や, 版心題: 勸考見世者や,見返し題: 見せばや : 勧孝篇 : 和解 : 絵入 , 中巻:題簽・版心題: 勸考見世波や , 下巻:題簽・版心題: 勸考見世者や)。 著者は上巻自叙による。 下巻に「天明乙巳新刊」「寛政二庚戌年正月求板小林重兵衛 [ほか] 梓」とあり。 |
唐の王中書『勧孝篇』を平易に注釈したもの。
『勧孝篇』は八八句からなる教訓書で、すでに和刻本も刊行されていた。句中に作中に二十四孝のうち孝子5人のエピソードに触れる箇所がある。自序の著者名「善応」から、上田秋成の著作を出版した大阪富士屋の野村長兵衛(野村善応)の著作とわかる。
四孝文庫旧蔵本は上中下三巻本の体裁だが、丁付けは上から下まで続いており、元々は一冊本であったらしい。
天明五年(1785)版(平安齋藤荘兵衛ら三都書林版)が先行する。寛政二年(1790)刊行の後印本(京都山本長兵衛・小林重兵衛ら京都書林版)の刊記には、末尾に「此本を読て教訓今ばかりといふ本をみるべし。今ばかりをよみて此本をみるべし」とある。その『教訓今ばかり』(寛政二年(1790)刊)には本書の広告が載り、「今ばかりをよみて後此本をみたまふべし」とあり、脇坂義堂による心学教訓書『教訓今ばかり』の姉妹編として位置づけられての再刊であったことがわかる。さらに、吉野屋仁兵衛が出した心学叢書『あつめ草』五篇五〇巻のうちの初編第八~一〇巻としても刊行されており、四孝文庫旧蔵本は寛政二年版の刊記を持つが、実際には吉野屋仁兵衛版『あつめ草』から再度切り出されたものであろう。
参考文献
『江戸の処世訓 あつめ草』大空社、2016年(『あつめ草』を収録)