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二十四孝( 松会市郎兵衛版 )

二十四孝( 松会市郎兵衛版 )より 唐夫人と楊香

書名

二十四孝(松会市郎兵衛版)

書名カナ ニジュウシコウ
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出版地 [出版地不明]
出版者 松會市郎兵衛
出版年 明暦2 [1656] 刊
ページ数 12丁
大きさ 26.7×18.4cm
請求番号 152W/2/v.0-4
配架場所 貴重書庫
注記 本タイトルは題箋による(題箋題: 廿四孝)。巻末に「明暦二臘月吉日松會市郎兵衛板」とあり。

 「二十四孝」の版本のうち、明暦二年(1656)に江戸の書肆「松会」から出たもの。
松会は明暦初年ごろから江戸で出版活動を行った書肆で、本書は、その松会版の初期の例、かつ「二十四孝」の江戸での出版初例にあたる。

本書は、挿絵構図の一致などから、承応二年(1653)に京都柳馬場通の草紙屋加兵衛から出た『二十四孝』をもとに、上方版を安価に江戸で出したものとされ、嵯峨本模刻版本類(152W/2/V.0-123)に比すと、挿絵は簡略かつ稚拙、一面一四行で二話一丁とし丁数も十二丁に減らしている。

 この松会版には、同一版木による後刷本が二種(刊記「松会版」および無刊記版)あるほか(「松会版」例:筑波大学附属図書館蔵本、請求記号ロ580-786)、覆刻版にも河村治郎七板(例:筑波大学附属図書館蔵本、請求記号ロ580-228)や挿絵を入れ替えた無刊記本(例:高岡市立中央図書館蔵本)などがあり、江戸版『二十四孝』の典型として広がった。

【参考文献】

  • 母利司朗「『二十四孝』諸版解題続稿―松会版以後の部―」『調査研究報告(国文学研究資料館)』第8号、59-90頁、1987年3月
  • 母利司朗「江戸版『二十四孝』の成立」『東海近世』11号、15-31頁、2000年5月
  • 柏崎順子「江戸版考」『一橋論叢』134巻4号、548-563頁、2005年10月

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