留学・国際交流

南山大学から海外へ 留学体験記

【2021年秋派遣】University of Wisconsin-Madison(アメリカ)へ交換留学

氏名 熊村 光夏 さん
学部/学科 外国語学部 英米学科
留学先大学(国・地域) University of Wisconsin-Madison(アメリカ)
派遣時期 2021年秋派遣交換留学

 留学中は、日本で所属している学部に関わらず、幅広い分野の授業を履修しました。具体的には、コミュニケーション学、社会学、考古学、環境地理学、言語学等です。中でも言語学の授業は様々な先行研究、最新の脳科学的視点からも学ぶことができ、特に興味を持ちました。講師をお呼びしたゲスト講演の機会も多くあり、貴重なお話を聞くことができました。ここでの学びが帰国後、卒業論文の内容にもつながったのでとても良かったです。

 また、学問以外にも留学を通して学べたことがあります。大きく分けて二つあり、一つ目は、私たちは一人一人違い、それで良く、それが良いのだということ。好き嫌い、性格、容姿、価値観。日本は単一国家で集団の美を重んじるため、周りと同じようであることを好む方も多くいます。それも素敵な文化です。しかし、海外では一人一人違うことが当たり前でそれを個性、それが個人を形作る特別性と認識しているように感じます。彼らの「違いがあるからこそ良い」という価値観は素敵だと感じました。二つ目は一期一会の出会いについてです。留学生になると特に、次いつ会えるのかはわからないということも多くあります。しかし、“今”自分の前には友人がいることは確かで、その人も自分と時間を過ごそうとしてくれている。現に“今”、最高に楽しい、嬉しい、時には大変な時間をともに過ごしている。そしてこの思い出はずっと残る。ある人と過ごしたほんの少しの時間が自分の人生には大きなプレゼントになることもあります。人と人の巡り合わせや一期一会の奇跡に改めて気づくことができました。

 後輩の皆さんには、今ワクワクすること、かっこいいなと思う方向に走ってほしいなと思います。留学でも他のことでも、時には周りに背中を押してもらいながら、自分の感覚が「これだ」ということに挑戦してみてください。また、自分が何をしたいのかわからないときは、何でもいいので、新しいことをいくつもやってみてください。好きという発見、こういうものは自分に向かないなという発見など、色々な発見ができると思います。そして、これらの気づきが自分の方向性を見つける手助けになってくれると思います。

 最後に、時に、自分が立てていた計画とは異なる方向に進まなければならないときもあるかもしれません。しかし、それは知らなかった世界への入り口でもあります。私の留学生活は、涙あり、笑いあり、数えきれないほどの感動が詰まった最高の物語になりました。留学を通して新たな世界を見ることができ本当に良かったと思います。皆さんも是非一歩踏み出して、南山大学や留学先で素敵な思い出を作ってください。

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