南山大学から海外へ　留学体験記

私は大学入学前から漠然と長期留学に行きたいという思いがあり、英語の必要なスコア獲得に向けて計画を立てることや、真面目に日々の授業に取り組むことで留学準備を進めていました。さらに大学卒業後のキャリアプランを考えていくうちに留学したい理由も明確になり、晴れて目標であった交換留学の切符を手にすることが出来ました。

しかし、留学に関して意欲的で常に燃えていた私でもいざ留学に行ってみると、楽しくて「アメリカの大学生活って最高！」と思うときがある半面、大きな壁に直面し、大学からの帰り道にサングラスの下で泣くこともありました。例えば、何をするにも余裕がなく常に課題に追われているときに、インスタグラムのストーリーなどで友人がどこかに出かけている写真などを上げているのを見ると、ついその人たちと自分自身を比べてしまい、どんどんネガティブな気持ちになってしまっていました。

それでも留学中のどんな場面を切り取っても留学なんてしなければ良かった、と感じたことはありません。それは、やっと実現させた留学の機会を無駄にはできないと考え、困難が生じた原因、そして何を改善すればいいのかという解決策を冷静に考え、その結果解決できた時に自分への自信を得たことで、「困難を経験することも留学の醍醐味である」と思えたからだと思います。ストイックに何かに打ち込むことができること、物怖じせず何かにチャレンジしたり積極的に人に話しかけられること、ネガティブマインドになっていた状況を変えようと努力できることなど、私の特性が長所として集まり、留学中は様々な行動を起こすことができました。その結果、たくさんの素敵な出会いに恵まれ、総合的に満足のいく留学生活を送ることができました。