留学・国際交流

南山大学から海外へ 留学体験記

【2024年度短期留学プログラム(春季)】ノースジョージア大学へ留学

氏名 前田 修吾 さん
学部/学科 法学部 法律学科
留学先大学(国・地域) ノースジョージア大学/University of North Georgia(アメリカ合衆国)
派遣時期 2024年度春季

アメリカの大学の授業に参加して自らの語学力を伸ばすだけでなく、アメリカの文化を学ぶとともに、日本の文化の良さを発見したいと思ったためこのプログラムに参加しました。

ノースジョージア大学(以下UNG)の学生との渡航前の事前交流があったおかげで、2週間という短い時間でしなければならない協働プロジェクトをスムーズに行うことができただけでなく、プロジェクトでペアになった学生のことを、渡航する前の段階からある程度知ることで、2週間の留学の間でより仲を深めることができたと感じました。また、渡航前の事前交流がなければ、英語を耳にする機会があまりないと思うため、渡航前に英語を耳にする機会が増え、英語でコミュニケーションをとることで、英語を聞き、話すことにある程度慣れた状態で、渡航後現地の学生とコミュニケーションをとることができたと感じました。

今回の短期留学プログラムに参加して、自分はアメリカの文化やコミュニケーションスタイルを学び、経験し、それによってさまざまな能力を身に着けることが出来たと感じます。

まず、アメリカの文化について、アメリカは個人の意見や考えを大切にしていると感じました。グループワークの際に、UNGのペアの学生から、動画の内容やスピーチの原稿の内容について意見を求められることが多く、また、ペアの学生はこちら側から意見を求めたときはもちろん、意見を求めずとも自らの意見や考えを述べていることが多いと感じました。積極的に意見や考えを求め述べるのは、個人の意見や考えを大切にするアメリカ文化の特徴であると考えました。

次に、アメリカのコミュニケーションについては、自らの意思や感情をはっきり述べることが重要であると感じました。日本では、自分の考えや気持ちをはっきり伝えなくても、相手が察してくれることがあるため、思うようになることが多かったですが、今回の留学の最初のころ、自分の本当の気持ちを伝えなかったがために、自分の思っていなかった結果になることがありました。そのため、それ以降日本人以外とコミュニケーションをとるときは、なるべく自分の考えや気持ちをはっきりと伝えるようになりました。それによって、相手に委ねることなく、自分の望んだ結果になることが多くなりました。

最後に、協働プロジェクトや現地の授業で出会った学生と話したときに、多くの学生が日本のことが好きであったり、興味を持っていたため、拙い英語能力ではありましたが、日本の良さや魅力を積極的に伝えたいと思うようになり、自然と積極的に自分の考えを述べて、自分から話題を切り出したり、相手の考えや意見を聞くようになりました。その結果、長い間話をし、日本の魅力を伝えることが出来ただけでなく、それをきっかけに仲良くなり、食事に連れてってもらえたり、パーティーに参加させてもらえたり、本当に良い経験になったと感じます。

今回の短期留学プログラムを通じ、自分の英語を話す能力は劇的に良くなったわけではありませんが、もっている自分の語彙力で何とかして自分の考えや気持ちを伝えようとする力がつき、日常会話が出来るようになりました。また、アメリカの様々な文化を身をもって体験でき、アメリカの文化を通じて見えてくる日本の文化の良さであったり、欠点を多角的に捉えることができ、自らの物事の捉え方が鋭くなり、人として成長することができたと感じるため、アメリカの学生とコミュニケーションをとりながら、アメリカの文化を学びたい学生にはぜひこの短期留学プログラムに参加してもらいたいと思います。今回のこの経験は、日本にいるだけでは経験できないようなことばかりであったため、今回のプログラムに参加して本当に良かったと感じています。

 

ページトップへ