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二十四章孝行録抄( 婦屋仁兵衛 1665 )
二十四章孝行録抄 より 大舜
| 書名 | 二十四章孝行録抄 |
|---|---|
| 書名カナ | ニジュウシショウ コウコウロクショウ |
| 責任表示 | 恵鈞[著] |
| 出版地 | 洛陽 |
| 出版者 | 婦屋仁兵衛 |
| 出版年 | 寛文5 [1665] 印 |
| ページ数 | 4, 33丁 |
| 大きさ | 26.0×18.8cm |
| 請求番号 | 152W2/2/v.0-20 |
| 配架場所 | 貴重書庫 |
| 注記 | 題箋および版心題: 二十四孝抄。刊記に「寛文五乙巳稔上陽吉旦 洛陽三条通菱屋町 婦屋仁兵衛尉印行」とあり。 |
「二十四孝」の注釈書。
「全相二十四孝詩選」の五言賛と伝に、漢字片仮名交じりで、語釈等の注釈を加えたもの。各話につき挿絵も持つ。「信陽沙門恵釣」による漢文序があり、その自序注によれば、上京して儒学に志した恵釣が「二十四章孝行録」なる写本を入手し、注を加えたという。
本書の大舜など7話については、『全相二十四孝詩選』の本文のあとに『孝行録』系の本文が追加されており、両者の集成が試みられているが、すでにそのような形の「全相二十四孝詩選」があり、それを注したものと思われる。
本書は、『孝行録』系の本文が追加された一異本ではあるが、写本で流布してきた「全相二十四孝詩選」の版行の初例。寛文五年(1665)婦屋仁兵衛版のあと、前川市兵衛版、澤田友五郎版(例:大谷大学図書館蔵本)、享保元年(1716)八尾清兵衛版などの後印本の存在が知られ、広い需要があった。
なお、本書同名の毛利拙斎『二十四章孝行録抄』が寛文十二年(1672)に同じく婦屋仁兵衛から出ているが、これは『分類二十四章孝行録註解』(152W||2||v.0-11)を平易に平仮名に改めた別書である。
参考文献
- 母利司朗「『全相二十四孝詩選』考―日本近世における『二十四孝』享受史の諸問題―」『東海近世』第4号、1-25頁、1991年9月
- 橋本草子「日本に於ける『全相二十四孝詩選』の受容」『集刊東洋学』第100号、269-288頁、2008年