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分類二十四章孝行録註解
分類二十四章孝行録註解 より 虞舜(舜)
| 書名 |
分類二十四章孝行録註解 |
|---|---|
| 書名カナ | ブンルイ ニジュウシショウ コウコウロク チュウカイ |
| 責任表示 | 陳季常校閲 |
| 出版地 | [出版地不明] |
| 出版者 | [出版者不明] |
| 出版年 | [1---] |
| ページ数 | 28丁 |
| 大きさ | 28cm×18.9cm |
| 請求番号 | 152W/2/v.0-11 |
| 配架場所 | 貴重書庫 |
| 注記 |
本タイトルは見返しによる(版心題: 孝行録)。 |
扉に「呉興陳季常校閲」とあり、呉興(中国浙江省湖州市)付近で刊行された明刊本「二十四孝」に対して加点出版した和刻本。
四孝文庫旧蔵本に刊記はないが、龍谷大学写字台文庫蔵本には、末尾「廿四孝註終」の前に、「西寺内/洛下通客毛利氏拙齋繍梓」との刊記があるといい、これにより毛利拙斎の加点と判明する。
毛利拙斎は寛文十二年(1672)に、本書を平仮名で平易に書き改めた『二十四章孝行録抄』(婦屋仁兵衛版)を出している人物。
四孝文庫旧蔵本・龍大本などは一冊本であるが、関西大学内藤文庫蔵本は二冊本であるといい(内藤文庫目録)、寛文十年刊『書籍目録』故事部に「二冊 文(ママ)類孝行録〈日記故事抜書也〉」とあるものに該当するのであれば、寛文十年(1670)以前の刊行となる。
本書は、『日記故事』刊本(和刻本や明刊本など)巻頭の「二十四孝」と、わずかな人名順序を除き、割注までよく一致する(寛文九年刊和刻本は 152W||2||v.0-18-1~7)。
ただし、『日記故事』類の中には冒頭に「二十四孝」を持たないものもあり、むしろ本書の依拠した明刊本のような、独立した「二十四孝」が『日記故事』にも収録されるようになった、との推定がなされている。
日記故事系統の「二十四孝」の重要資料。
なお、四孝文庫旧蔵本は、18~20丁にかけて丁付けが飛び、25丁を欠くため、計23人の収録であるが、これは上記の龍大本と同じ形態で、その無刊記後印本であろうか。
参考文献
- 母利司朗「『全相二十四孝詩選』考―日本近世における『二十四孝』享受史の諸問題―」『東海近世』第4号、1-25頁、1991年9月
- 橋本草子「日本に於ける『全相二十四孝詩選』の受容」『集刊東洋学』100号、269-288頁、2008年