NU-COIL by Nanzan University南山大学NU-COILプログラム

COIL型授業[ グローバル化が進む社会に対応する新しい教育手法 ]








COIL型授業一覧

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●COIL型授業の実践紹介を行っております。ぜひご覧ください。



◆NU-COILプログラムにおけるCOIL型授業の質向上に向けて


本プログラムでは、海外学生との協働学修に関して、その学修の目的と養成する能力を掲げています。前年度までは、3層のCOIL型授業(ベーシック、アカデミック、PBL)にそれぞれの評価表(ルーブリック)を対応させて掲載をしていました。今年度からは改訂版として新たに以下の評価表(ルーブリック)を掲載しました。養成する3つの能力を授業のタイプごとに区別せず、3層のCOIL型授業と留学経験を経ることによって、学生が3つの能力を網羅的に習得・養成していくことを目指します。学生の協働学修とそのねらいや評価方法について先生同士で相談される際には、表にある10個の指標(Criterion)から適切なものを採用し、授業計画に反映していただきますよう、お願いいたします。


以下のルーブリックは、クリックするとPDFでダウンロードしていただけます。

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短期留学プログラム(春季)A3 通称:NU-COIL短期留学プログラム

この短期留学プログラムは、COILと留学が連動するNU-COILのための特別短期留学プログラムです。

留学先はアメリカのノースジョージア大学。留学前にCOILで協働プロジェクトを実施して、すっかり仲良くなったパートナーと現地でプロジェクトの続きを進めます。初めて同士ではないので留学中も交流が充実。相手の学生は日本語を勉強しているので、英語に自信がなくても大丈夫。NU-COILの魅力を余すことなく体感できるプログラムです。

留学先学生との交流

  1. Ice Breaker

    留学前に行われる、パートナーとの最初の交流です。初対面同士の人との協働に必要なのは、まずうちとけること。お互いの顔を見て「Nice to meet you! はじめまして!」から始まります。Skypeなどのビデオカンファレンスを使って、オンラインで普段の学校生活やアルバイトのことなど日常会話で相手とのコミュニケーションを取っていきます。最初は、少し緊張して戸惑ってしまうこともありますが、お互いに画面上で目を見ながら話すことで少しずつうちとけていきます。

  2. Online Collaboration

    共通のゴールに向かってオンラインで協働学習を行います。例えば、日米の学生が同じ文章を読んでお互いに質問やコメントをしたりします。2019年のプロジェクトのテーマは「アメリカと日本の大学生活」。3〜4人のグループに分かれて、学生寮やクラブ活動など各グループに与えられたテーマをもとにSkypeやLINEで交流します。前半は日本語、後半は英語というように2言語で学習するので、英語に不安があっても大丈夫。この期間でお互いの親近感がグッと高まります。

  3. Real Collaboration

    いよいよ実際の留学です。オンラインの交流ですっかりうちとけた留学先の学生と対面します。すでに信頼関係ができているので、留学先での対面交流による学習効果が飛躍的に高まります。現地では日本の文化を紹介するプレゼンテーションを発表したり、留学先学生の日本語学習をサポートしたり、協働して動画を作成するなど「交流しすぎる」プログラムが展開されます。

留学先大学

ノースジョージア大学について

1873年に North Georgia Agricultural & Technical College として創立され、現在はジョージア州北部の5つのキャンパスに約18,000人の学生を擁している。米国内に6つある将校大学の一つでもあり、約800名の士官候補生が在籍している。

東アジアに焦点をあてたプログラムを積極的に展開させており、国際交流基金のサポートを受けて日本語プログラムを副専攻として立ち上げた。また2019年からは、東アジア研究が主専攻となり、日本トラックでは、語学コースの履修および留学は必須で、学部の枠を超えて包括的に日本を学ぶ専攻となっている。

プログラム概要

(2018年度実績)

  • 参加定員10名(教員引率あり)
  • 2月24日(日)~3月10日(日)
  • 2018年度の様子はこちらのムービーをご覧ください。2018NU-COILムービー








国際産官学連携PBL

NU-COILでは、海外への留学前後や留学中に南山大学がこれまで関係を築いてきた地域の優良企業・団体・官公庁でインターンシップを行います。さらに、インターンシップ先企業等からの課題に対して、時間と空間を異にする海外の学生とオンライン上でグループに分かれて議論するPBL COILを通じて、文化、言語、学問などの違いを超えたより良い解決策を検討、提案します。インターンシップを通して得た現場ならではの情報や問題意識を活かしてPBL COILで企業からの具体的な課題に向き合うことができるNU-COIL独自の産官学連携によって、グローバル化した現代社会で活躍できる力を養います。

PBLCOIL科目の具体的な例

  1. 課題提供

    課題:アメリカからの観光客向けに製菓「こころ」を販売したい考えている。有効なセールスプロモーションを検討してほしい。

  2. 情報収集

    企業Webサイトや刊行物などで企業理念や商品のPRポイントを探る。企業訪問を必要に応じて実施、ヒアリングなどを実施。

  3. COIL

    収集した情報を基に、アメリカの学生とプロモーションを考える。アメリカでの和菓子の認知度や、味覚の傾向、アメリカ国内での有効なプロモーション方法などを議論しながら進める。

  4. 発表・FB

    最終的な成果物として企業Webページに「こころ」のショートプロモーションムービーを載せるという提案内容となり、提案の理由とイメージムービーを企業担当者の前で披露する。担当者はその提案に対してフィードバックを行う。